そこにしかない個性。それはオブザイヤー

【絶景と珍景の旅ブログ】仕事の合間に旅をして。忙しいサラリーマンに寄り添う旅人に、そんな風に私はなりたい。オブザイヤーはただの口癖です。

世界史の表舞台へ出る日本の裏側で。 ~足尾銅山~

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2018年11月11日

東京都23区→貧乏神追放神社車:2時間半)日光東照宮(車:1時間)足尾銅山(車:30分)オレンジハット沖之郷店(車:1時間ー半)

 

〇移動手段:バイク

〇費用:ガソリン代1,000円、食事×2回(1,000円/1回)、日光東照宮2,100円(1,300円verも有) 足尾銅山観光400円 合計で約6,000円

〇個性:★★★☆☆ 日本初の公害事件の舞台

〇一言紹介:公害の歴史を振り返る施設。当時の工場跡が今も残っています。

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想定以上に広い日光を堪能する頃にはもう日が傾きかけていました。

せっかくここまで来て間に合わない訳にもいかないので急いで足尾銅山まで向かいます。

 

 

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山の中に銅山がぽつんとあるわけではなくちゃんと町があってその中に銅山やら産出した金属の精錬工場がありました。ここは教科書にも出てくる日本人なら誰しもが知る日本初の公害事件が起こった場所。

 

足尾鉱毒事件は明治維新後に急速に発展する日本に追いつかない環境意識と政治の腐敗による人的な災害。1974年には加害者を古河鉱業(現 古河機械金属)として調停も成立しましたが東北の大震災の際には基準値以上の鉛が近くの渡良瀬川下流から検出されるなど決して過去の事件ではない、今なお続く日本の闇の一つです。

 

 

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目の前の渡良瀬川は今ではすっかり澄んだきれいな水が流れています。

 

 

まぁ浅い知識で意見を論じるのは当ブログの趣旨から外れるのでそれは置いといて、あくまでためになる観光地として楽しんでみようと思います。

 

 

鉱山系は前回宮城県の細倉マインパークに行きましたね。あっちは鉛がメインでこっちは銅がメインで産出していたようです。

 

konsoyage.hatenablog.com

 

 いやぁ死んだ目のマイン君が懐かしい。

 

 

足尾町には観光用としてギュッとまとまった”足尾銅山観光”と町中に点在する当時の建物跡があります。当時の遺物はかなり雰囲気をまといながら歴史を伝えてきますのでまずは足尾銅山観光で概要をつかんでから町中を散策するのが良きですね。

 

 

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さ、出発するかな。

 

 

左上のおっちゃんはマスコットキャラクターの源さん。細倉マインパークでいうところのマイン君です。目はいきいきと輝いています。

 

こちらの鉱山跡は日本でも唯一?かな。当時使用していたトロッコの線路を活用してトロッコ電車で鉱山跡まで案内してくれます。

 

 

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入口くぐって歩くと数秒で駅が見えてきます。

 

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小粋なすてーしょん

 

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源さんの目は輝きを失わない。

 

 

電車が来るまではステーション内の展示品を見て過ごします。

 

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良い表情の絵とリアルな人形があります。

 

 

 

 

おっと、タイミングよくすぐに電車が来ました。

 

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みんなもう電車にくぎ付けです。

 

 

 

 

ロッコ電車にオブザイヤー委員会がinしました。

えぇ、委員会ですけど一人です。

 

 

旅の始まりです。

 

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目の前にあるこのボタンを押したい衝動に駆られますがチキン野郎なので撫でるだけにしておきました。

 

 

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走り出して思うことはただ一つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『遅いっ!!』

歩かせてくれ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに銅山跡までそんな大した距離でもなくたぶん歩いて5分かからないくらい。そんなら歩いていけば電車の維持費もかからないのじゃないかと思いましたがどうもそういうもんじゃないようです。

 

※2個ある銅山跡入口の内、片方はトロッコでしか行けません。今回はその片方がメンテナンス中で見れなかったので残念です。

 

 

 

・・・何はともあれ観光用銅山跡に到着です。

 

 

 

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特産品は山の神。駅のホームにありました。

 

 

 

 

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でっかいお金があります。

 

 

 

 

この銅山の発見は江戸時代初期。そんな昔から日本人は銅を活用して生活を営んでいたんですね~

 

 

ここにもリアルな鉱夫人形がありました。

 

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なんでこんな重たいんじゃぁぁ

 

 

 

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 女性だって日本の発展を支えていたのだ!

 

 

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お馴染みの体験用工作機。がりがり削っときました。

 

 

 

こちらが見学用の坑道入口。

 

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バイオハザードばりの雰囲気のある行動ですが細倉マインパークと違って観光客がわちゃわちゃといたので全然怖くありませんでした。

 

 

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今にも銅が産出しそうな道です。(?)

 

 

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鉱石コレクション。欲しいぞ

 

 

ちょっと進むときれいな部屋があってそこにいっぱいパネルとかあります。なぜか外国の観光客がいっぱいいました。(日光帰りかな?)比較的地味な足尾銅山にもいっぱい観光客がいるあたり観光立国ジャパンのすごさを感じ取りました。

 

 

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外人相手に日本語で説明してました。_(:3」∠)_

 

 

 

 

奥では源さんシアターで源さんが足尾ガイドをしています。

 

 

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立ち見が出るほどの人気です。席がないからだろって?うるさいなぁ

 

 

 

 

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源さんは原さん

 

 

 

 

さすが有名な観光地。つっこみどころの少ないしっかりめの作りです。

オブザイヤー殺し

 

 

近くに古河機械金属の事務所があるから忖度しているのか足尾鉱毒事件に関してはほとんど触れてませんでした。

 

鉱物をどういう風に採掘・精錬していたかを中心に丁寧に説明してくれるお勉強すぽってぃ。坑道自体はあくまで観光用のためかなり短めの作りで20分ほどで見学終了する感じです。

 

 

 

 

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でっかいお金

 

 

 

 

暗くなる前に町中の工場跡にも行きたいので早めに立ち去ります。

 

 

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銅いたしまして。

 

 

 

 

出口出るとお土産屋さんですね。この猫はどこにでも現れますね。

 

 

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さらに出ると通洞鉱山神社。ボケが去る祈願をしています。

唐突ですね。意味が分かりませんが参っときましょう。

 

 

 

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味わい深い、すでにボケていそうな狛犬が2匹居ます。

 

ぜひご覧あそばせください。

 

 

 

足尾銅山

住所:栃木県日光市足尾町通洞9-2

時間:9:00~16:30

 

 

 

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