そこにしかない個性。それはオブザイヤー

【絶景と珍景の旅ブログ】仕事の合間に旅をして。忙しいサラリーマンに寄り添う旅人に、そんな風に私はなりたい。オブザイヤーはただの口癖です。

疲れたあなたにジンセン(人生)ファイトっ! ~廣貫堂資料館~

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2014年4月25日

富山駅ほたるいかミュージアム(電車:30分)→岩瀬浜(電車:1時間半)

2014年4月26日

富山駅市役所展望台(徒歩:10分)→池田屋安兵衛商店(徒歩:20分)→廣貫堂資料館(徒歩:10分)→富山市博物館(徒歩:10分)→延命地蔵(徒歩:25分)→世界一美しいスターバックス(徒歩30分)→岩瀬浜(電車:30分)→富山駅 ※若干旅行日程修正入れてます。

〇移動手段:電車、徒歩

〇費用:電車代1,120円、食事1,000円/回、ほたるいかミュージアム600円、富山市博物館520円 合計で約8,240円

〇個性:★★★☆☆ ジンセンファイト!栄養ドリンクがもらえる素敵資料館

一言紹介:創業時の理念を貫く製薬メーカーの歴史資料館です。

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泥こねマダムとグッバイして次の目的地へ。

 

薬屋さん行ってすぐになんですがまた薬屋さんへ向かいます。その名も㈱広貫堂、正確に言うとすぐ隣の廣貫堂資料館へ。今は簡単な漢字で企業名登録しているようです。

 

 

薬屋さんをはしごしたのは別に歴史勉強しようと思ったわけではなく、ただ単に散歩して見つけたところに節操なく飛び込んだわけです。が、池田屋さんもこちらもなかなか楽しめる素敵なスポットです。

 

 

 

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富山駅から歩いたら30分くらいはかかるかな?

 

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ちょっと人気がなさ過ぎて開いてるかどうか心配にはなりましたが楽しそうな香りがするのでとりあえず入口まで行ってみます。ちなみに田舎の町で人が歩いてないのはみんな車乗ってるからなんだぜ。

 

 

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うーん

 

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分かんないけどとりあえず開けてみっか

 

 

 

 

 

 

 

お邪魔します。|д゚)チーッス

 

 

 

 

 

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おっ、お薬兄さん

 

 

 

普通に営業してました。

 

 

なんなら入ってすぐ受付あってお姉さんが対応してくれます。本当にシーーンとしてたから実はけっこう迷ってたんですけど開けて良かったです。たぶん悩むと思うけどみんなもぜひ訪れてくれ。

 

 

 

 

入館料払うかと思いきや無料で栄養ドリンクまでサービスしてくれるんだぜ。

 

 

 

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 ありがとう。どこで売ってんだこれ。

 

 

 

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ここにも現る反魂丹!まぁ人はいないですね。

 

 

 

 

 

 

ここまでさらっときて広貫堂って小っちゃい地方の会社って思ったやつは正直に手を挙げて欲しい。挙げろっ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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  • ■━⊂( ・∀・) 彡スポーン☆( д)

  おばかさんめっ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

資本金なんと20億円。年間連結売上高約170億円!!

けっこうな大企業なのだっ

すげーー\(^o^)/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに業種にもよりますが資本金5億円超えて従業員300人以上いたら分類上どの業界でも大企業です。ちなみに記事書いてる今IR情報見て知ったことは内緒だ。殴らないで・・

 

 

www.koukandou.co.jp

 

 

 

ここまで大きい企業だったら名前くらい知っててもおかしく無いのになぁ~と思ってよくよく調べてみるとどうも生業は薬の卸売りではなく配置販売業なんだそうです。

日本だけだそうですこんな販売方法があるの 

 

個人的に今までの人生で利用したことがないからあまりピンと来なかったのですが広貫堂は今もなお各家庭に赴いて薬を置いて使った分だけ代金をいただく"置き薬"を行う企業なのです。もしかしたら僕が知らないだけで結構皆さん知っているのかもしれませんが・・

 

 

その販売網はなんと全国を網羅!!

 

 

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世界にも伸びる伸びる!だれだっ零細企業なんて思ってたやつは!

 

 

 

ベネッセとかユニクロとか、地方にある大企業ってなんか都会に迎合しない感じがしてふんわりと好感を感じます。ばかにしてごめんよ広貫堂。

 

 

 

 

社名の由来はこれまた登場、富山2代目藩主 前田公の言葉より。

 

 

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『医療の仁恵に浴せざる寒村僻地にまでく救療の志を通せよ』

 

 

本当にこんな事言ったかどうかは分かりませんが心に響くいい言葉だと思いました。

 

またこの理念をもとにこれほどまでに組織小売業が発達した世の中で置き薬の形で販売を続ける広貫堂のスタイルにもなんだかちょっと感動しました。

 

 

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広貫堂の歴史、創業は明治9年だそうです。ほんの10年前まで東京は江戸と呼ばれてた時代ですね。るろうに剣心もせっせと人を切ってた時代です。

100年以上続く会社はやっぱり古臭くてもすごいと思う。

 

 

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皇族も多数御成りであります。

 

 

直前に寄っていた池田屋安兵衛商店と異なり資料館なので資料・展示品いっぱい。お勉強ブログでないので詳細は割愛して資料館の写真をご堪能くださいませ。

 

 

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のすたるじー

 

 

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荷物多いな薬商人

 

 

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そろばんて実はすごい発明なんだって

 

 

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昔の人が書いた文章って何かいてるか分からんけど余韻に浸れるから好きです。

 

 

 

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始まりはやっぱり反魂丹!

 

 

 

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唐突に出てくる昆布ロード!

 

 

なんのこっちゃと思いましたけど昔は富山から北海道まで沖縄まで航路まで使って本当に全国津々浦々、寒村僻地まで薬をお届けしていたそうです。

 

 

 

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富山は昆布県っ!

 

 

薬の貿易によって北海道よりもたらされた昆布は薩摩藩を通して中国へ届けられその貿易で薩摩藩は財を成したそうな。それはゆくゆくは明治維新につながったのである。ほんまかいな

 

 

 

 

 

資料館て退屈にパネルがたくさんあるだけのところが多いのであまり足を運ばないのですが廣貫堂資料館はけっこう楽しかった印象です。栄養ドリンクくれるしね。

 

 

置き薬って今もある事を知れたのが大きかったのかな。

知らない世界を知る事ってとてもわくわくして好きです。

 

 

 

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ここで流れる映像はたぶんあんまり有名じゃないお笑い芸人がわざとらしく反魂丹紹介してます。とってもシュールなのでおすすめ。

 

 

反魂丹の歌も聞けます。







●廣貫堂資料館

住所:富山県富山市梅沢町2-9-1

営業時間:9:00~17:00

※年末年始は休み

参考URL:歴史体験スペース 広貫堂資料館

 

 

 

 

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