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2019年4月20日:
東京都23区→聖天宮(バイク:1時間半)→UFO基地(バイク:30分)→館林市役所(バイク:30分)→高崎市(バイク:1時間半)
2019年4月21日:
高崎市→土合駅(バイク:1時間半)→若旅民具茶屋(バイク:10分)→釈迦の霊泉(バイク:20分)→吹割の滝(バイク:1時間)→茂林寺(バイク:2時間)→東京都23区
〇移動手段:バイク
〇費用:食事1,000円/回×6、ガソリン代2,000円、聖天宮入場料:500円、UFO基地:約600円、ネットカフェ:2,000円 合計で約11,100円
〇個性:★★★★☆ たぬたぬっ、たぬ公ワールド!!
〇一言紹介:狸像立ち並ぶ分福茶釜伝説残るお寺です。
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ある時和尚さんが茶釜を買ってきてお茶を入れようと火にかけたところ『あっづぅーー!!!』と茶釜を悲鳴をあげる。なんやこれと思った和尚さんはその茶釜を古道具屋に譲ると、そこでその茶釜はたぬきが化けたものと判明。
心優しき古道具屋はもとに戻れなくなったたぬきを世話してあげ、たぬきは恩返しに道具屋に見世物小屋を開かせ、そこで見世物をしてお金を稼いだと。
めでめで。 ~終~
っていうのが分福茶釜のお話ですね。
知ってる?
お寺が山寺だったり、和尚さんがもっとファンキーだったり色んなパターンがあります。最終的に病気で亡くなったたぬきは群馬県館林の茂林寺で供養されることになり、茂林寺が分福茶釜の伝説と共に語り継がれることになりました。
狸が好きなので行ってきました。
ちなみに私の把握している分福茶釜は上記のストーリーですが、どうも茂林寺が認識しているストーリーとは異なるみたいです。いろんな派生形があるのも昔話の醍醐味です。
最後時間があったので茂林寺に立ち寄りました。
何があるかってただ狸像がいっぱいあるだけなんですけど夕方に訪れるとなかなか風情があっていいお寺です。
入口にずらっと並ぶたぬ公サイコー
野生の狸はそんな事ないのに、物語のたぬきってなんでこんなに心揺さぶるフォルムなんだろう。たぬきとキツネだと私は断然たぬき推しです。
ふざけた顔しやがって
どこ向いてんだ
福を分ける、分福ってなかなかいい言葉だと思う
こいつは怖い
最後の写真、たぬきが茶釜に化けたらリアルにはこんな感じなんだろうなって思うと分福茶釜の世界観ぶち壊しじゃねぇかって思いました。
入口入って左手奥にはひときわ大きなたぬ公がおります。
魚っぽい顔してんな。
子たぬき覗いてみんな立派なたまたまお持ちですね。昔話の中でたぬきは中年のおっちゃんのメタファーで描かれることが多々あるからなんだそうです。たぬきおやじって漫画の中でよく言いますね。
太宰治のお伽草紙、かちかち山のお話は中年のたぬきが美少女のメタファーであるうさぎに分かっていても騙される悲しいおっさんの性を描いているそうです。
葉桜になった八重桜の下をゆく
たぬき!!たぬきっ!!
たぬきはさいこー!!たぬきっ!たぬ公っ!!いぇいいぇい
となりのお堂にももちろんたぬきたぬき。
赤いたぬき
スマートなやつでもしっかりたまたま
おいでましたよ
どんだけあるねん
夏の夕暮れに行くとたまにたぬき達が浴衣来ているようですね。ただたぬきいるだけですけどいいお寺なのでこんなお寺の近くに住みたいなぁって思いました。
割と早めに暗くなってきたのでたぬ公一通り見て帰ろうとしたのですが、すぐ目の前のお店でとんでもねぇもん見つけてしまいました。
このお店
ここにもたぬ公いるー
お分かりいただけただろうか。
oh・・じーざす、、
なんという事でしょう
あぁ、なんという事でしょう。
こんなにも棒にフューチャーされたたぬ公像があっただろうか。いや、ない。
また顔がええ顔してるわぁ
セクハラしてごめんなさい。
でも感動がすごかったのでそのまま載せます。
ずっとたぬ公のたぬ棒に感心して写真撮ってたら店から突如おっちゃんが現れて
『そんなもん撮るならわしのクローバー撮ってくれ!』
お、おぉ・・(;´・ω・)
恥ずかしいから声掛けタイミングは考えてくれ。
ほらよ
特に何もしていないけど今年はクローバーが大量に生えたそうです。
嬉しそうに話してるってことは一応クローバーの種は撒いたんですね?って聞いたらそんなこともなくただ勝手に生えてきたそうです。
田舎のおっちゃんは時に暴力的に面白い。
四葉のクローバーに興奮するおっちゃん可愛い
最後まで話聞いてあげたらなんか四葉のクローバーくれました。丁寧に押し草にしてスタンプも押してくれるホスピタリティ。
おっちゃんのインパクトが強すぎて茂林寺の記憶がぼんやりしていることは内緒です。
●茂林寺
営業時間:-
参考URL:曹洞宗茂林寺|トップページ