〇個性:★★☆☆☆ きのこ岩は想像以上にきのこ!
〇一言紹介:日本のカッパドキアなる奇岩佇む郡山市民憩いの公園。
カッパドキアって知ってる?トルコの奇岩美。
火山で出来た岩石がにょっきにょきしている不思議な光景で世界遺産にも指定されています。
いつか見たいなぁ~なんて思ってましたが、なんとそのカッパドキアが日本でも見れるらしい!との事でちょっと郡山まで足伸ばしてきました。
たまに不意打ちで見られる名もなき景色は旅人の醍醐味
郡山市内から車でほんの15分くらい。カッパドキア言うくらいだから山の中にあるのかなぁなんて思ってましたが山というか街はずれの森の中、浄土松公園内にある感じです。
ちなみに“日本 カッパドキア”で検索すると埼玉県の吉見百穴が出てきますが”奇岩”という意味では浄土松公園の方がその異名がふさわしいかな。
八重桜きれいだねぇ
浄土松公園はかなり広いです。
入場料とかも特にかからず近隣住民の憩いの場になっている公園ですね。バーベキュー用の場所とかもあって休日は家族連れでにぎわうんだろうなって雰囲気です。
さて公園だけ見ると広いなぁ~、きれいだなぁ~、一人で何してんだろう俺~、ってなるので早速きのこ岩を捜索したいと思います。
広すぎて途方に暮れそうですがきのこ岩は一推しなのか至る所に看板があるので迷わず行けます。山というか丘の上にあるので結構歩くのでがんばりまっしょい。
初めは平坦な道
きれい
丁寧な道しるべ
雲行きが怪しくなる道。登り始めた
気付いたら山の上。息切れてるもんな、おれ
雲行きが怪しくなった道
うん、記事書いてて思い出したけどけっこう大変な道程だったわ。笑
迷うほどではないですが途中はもう山道です。頑張ってください。←
!?
こんにちわ
こ、こんにちわ。
途中で人面岩が出てきたらあなたの進んできた道は正しい。
自信をもって進んでください。
この人面岩がわざと作ったものかどうかは説明もないので分かりませんが・・たぶん鼻のところは矢印だと思います。口彫ったん誰や
きのこへの架け橋を渡ると・・
きのこ岩へ到着です。
おつかり
これがきのこ岩。
実際にその場を訪れた臨場感と共に対面するとけっこう大きくて感動します。にょっきにょきです。特定の箇所だけにょきっと岩が突き出している光景は珍妙ながらも絶景。
どこから出てくる感情か分かりませんけどなんかちょっと嬉しいです。
逞しくにょっきにょき
むにゅっとにょっきにょき、あぁ実ににょっきにょき
にょきにょき言いたいだけやな。←
このきのこ🍄達は岩盤に力が加わって出来た断層が長い年月をかけて風化(※)したことによってできたそうです。きのこの笠の部分は比較的風化に強い凝灰岩、茎の部分は風化に弱い軽石凝灰岩なんだとか。
※風化≒雨とか風とかで岩が削られていく事
浸食されて今の形になったきのこ岩は実はもろい存在。昔は直接触れたりもしたようですが東日本大震災で一部が崩落し、今は近寄ることは禁止です。
茎の部分が特に柔らかいので10年後、20年後に同じ姿で見られることはなさそうです。
この世にあるものは川の流れが岩に当たって出来た小波のようなもの。いかにしてその形をとどめられようか・・・と誰か言ってましたが、それでもやっぱり今ある絶景が無くなってしまうのは悲しいです。
今しか見れない光景、郡山を訪問の際はぜひ瞼に焼き付けてきてくださいね。
2019年5月3日訪問
●浄土松公園
時間:-(公園管理事務所は火・木休み)
参考URL:浄土松公園|郡山市観光協会