〇個性:★★★★★ 溢れんばかりのカブトガニ愛!
〇一言紹介:世界で唯一のカブトガニを主テーマにした博物館。
カブトガニって世界のどっかにいきた化石として生息してるイメージでしたが実は日本にもいるそうです。穏やかな内湾で干潟の多い場所が幼生期の生息地になるようで大部分は瀬戸内海に生息しているみたいですよ。
岡山県の広島寄り、笠岡市に世界で唯一のカブトガニをテーマにした博物館がありますので観光ついでにぜひその生態に触れてみてはいかがでしょうか。
平日に行ったら見事にがらがら
入口からなんか恐竜が見えますね。
珍スポ臭が漂うぞ。
実物大のイグアナドンとプテラトプス!
こちらの施設、大きくアスレチック広場と恐竜公園、カブトガニ博物館で3つのコンテンツで構成されています。
なんで恐竜がいるのかって、たぶん建設費用あったから作っちゃったんじゃないかな。古代生物つながりってことで。真偽は不明だ。
日本中、色んな恐竜公園行ってますけどここが一番リアリティ溢れて怖いと思う。
すぐそばに海があって園内の池とつながっています。なので池にはよくいる鯉はおらずボラとかチヌとか普通に泳いでて違和感まんちくりんです。
明らかに池にそぐわない奴も居ますけどね。
怖い怖い。。
恐竜広場を抜けると宗教施設っぽいカブトガニ博物館にたどり着きます。こちらの建物はカブトガニをモチーフに作られているそうですよ。
上から見れんから分からんけど。
料金支払って館内入ると早速水槽には生きたカブトガニがたくさん!水族館でも早々飼育されていないカブトガニが泳いでいる姿はなにかこう感動するものがありますね。
小さな個体から成人男性両手のひら合わせた幅よりも大きな個体まで。じっとして動かないものかと思いきや、割とわっさわさ動き回っていました。
ドジっ子が居たので裏側も見れましたよ。
苦手な人は苦手な感じだと思います。
私の手はけっこうでかい方です。
こちらの博物館、設立は平成2年。昭和後半に始まった干拓事業で急速に個体数を減らしたカブトガニの保護と研究を目的に作られたとの事です。(カブトガニは干潟に生息するので干拓事業で浅瀬がなくなると住処がなくなるのだ。)
笠岡市は内湾の干潟が広がっていることもあり昔からカブトガニの生息地として有名だったためその個体数が激減していく状況にもいち早く気づき、警鐘を鳴らし始めた格好ですね。
館内はカブトガニの生態を中心に古代の地球環境を生息していた生物に焦点を当てて展示している感じです。
Tレックス
カブトガニ、模型
この模型動きます。手動で。
なかなかにシュールなのでぜひいじくってみて欲しいなぁ。
おっ、なんか盛り上がりがあるぞ
何が出るかな何が出るかなっ(´ω`*)
こ、これは・・!?
黄金のカブトガニ(; ・`д・´)!!
ちなみに私が気づいた時はすでに発掘されてましたよ。
丸見えオープン ざ カブトガニ。
一度埋めてから発掘しなおしたのは内緒だ。
彫ったらちゃんと埋めてくれよな。
カブトガニは脱皮してどんどん成長していく。
自然界で実際に何年生きるかは実はまだわかってないそうです。生体になるのに15年ほどかかるようなので結構な長寿生物である事は間違いありませんね。
先ほどカブトガニの研究と保護のために設立されたと言いましたが、実はカブトガニは我々の暮らしに役立ってくれている生き物です。
主に医療分野かな?
カブトガニの血液は有害な細菌の毒素と反応して凝固する性質を持っているためその血液を献血してもらって、人に投与する薬剤とかに有害な物質が含まれていないかの判定剤として我々人類は活用しています。
1/3の血液を抜いても大丈夫ってすげぇな
助けてもらうだけじゃダメですね。ちゃんと保護するためにもまずはカブトガニの事を知っている人が増えて欲しいなって思います。
そういった意味だと楽しみながら学習も出来るこちらの施設はなかなかエンターテイメントにも優れた良き公立施設だなって思いました。←
恐竜公園で楽しみ、博物館でお勉強してぜひカブトガニの未来に寄り添ってみてくださいませ。
2019年6月21日訪問
住所:岡山県笠岡市横島1946−2県富山市水橋堅田9県富山市水橋堅田9富田
時間:9:00~17:00(最終入場16:30)
入場料:大人520円、高校生310円、小中学生210円(市内の小中生は無料)
参考URL:カブトガニ博物館 - 笠岡市ホームページ