〇個性:★★☆☆☆ 大仏界最小?!
関東在住の方でもさくっと行ける奈良の大仏をお送りします。
奈良↑の大仏ではなくて、奈良↓の大仏です。悪しからず。
まずは車でもバイクでも結構です。千葉県市原市へinしてください。
どっちもない?
市原市には大仏通りと言う普通の田舎道がありますがこの奈良の大仏が由来です。大仏通りを進み、町からほんのり離れたところを走ると ↑ の看板が出てきます。
JR譽田駅へ向かった諸君はGooglemapに従って1時間半くらい歩きませう。ガンバッテ╭( ・ㅂ・)و ̑̑
車だとすれ違い100%無理な細道をぐんぐん進むと大仏様とお会いできます。ここ駐車場です!ってスペースはないですが、道路脇に停められるスペースはありましたよ。
右側には終末感漂う広場。
人類が滅んだ後かのような広場は児童遊園地。(公園?)
遊具なんてあったかな・・。当然ながら子供の姿はありませんでしたがさび付きながらも自がきれいに残っているこの看板はどこかシュールです。
ぐんぐん進んでいくと細道の先にほんのり大仏様が現れてきました。
ちっちゃいな、おい。
大きさは170㎝くらいかな?
大仏って座っているイメージがあると思いますが特にそういった定義はなくて仏像の大きいものをざっくりとそう呼んでいるだけみたいです。
そう、だから千葉の奈良の大仏も大仏でいいのである。
釈迦如来像って書いとるやないかーいっ
大方の予想通りこの場所の地名は”奈良”。
そう、奈良にある大仏だから千葉の奈良の大仏。
・・とそこまで浅い如来像ではないのだ。
ちゃんと歴史があるのだ。
看板にも書いてある通り、なんと時の中央権力、朝廷に反旗を翻したかの有名な平将門がこの大仏を建立したとの事です。
時は平安時代930年ごろ、下総(千葉県の昔の地名)で朝廷への反乱を起こした将門が今でいう茨城県坂東市辺りに自らの都を構え、新皇を名乗ります。
京都と奈良の地理関係と同じく南北に当たるこの千葉の地にホンモノの奈良の大仏に模して大仏を建立します。当時は銅製だったようですね。その後何度か作り直され1804年に石像になったそうです。(Wikiより)
何百年もこの地に立っていた奈良の大仏ですが2011年の福島県浜通り地震(東日本大震災1か月後の地震)で一度倒れてしまいます。
そこから市原市と地元の方々がお金を出し合って修復し今の姿に。
大仏ってほど大きくないただの如来像じゃねぇかと思いましたが姿とは裏腹に地元に愛される存在の大きな石像という事が見て取れました。(平将門も平民の側に立って反乱を起こした武将ですしね。)
千葉の奈良の大仏、わろす `∀´)Ψ
ってつもりで訪れましたが思いの外しっかりとした歴史とストーリーが人里離れた茂みの中に鎮座していました。
ありがたや~
2020年2月23日訪問
住所:千葉県市原市奈良字大仏台269−2
時間:-
入場料:-
駐車場:なし(駐車スペース?はかろうじて有り)
参考URL:-