〇個性:★★★★★ 抜群の存在感、ねこ和尚!
〇一言紹介:猫好き住職が作り上げたねこグッズに溢れるお寺。
全ねこ派は一生に一度巡礼すべき聖地だと思う。
聖地の名前は、栖月山 雲林寺。山口県萩市の山間の集落で静かに参拝客を迎えるこちらのお寺は近年人気・知名度共に急上昇中。日本一のねこ寺としての地位を欲しいままに境内にはねこ、猫、猫、猫!
約600もの猫グッズとねこの置物と時たま本物のねこが鎮座する。まさにねこ派がばか楽しめる事間違いなしな素晴らしきスポット。
駐車場スペースにも早速お出迎えねこが。
あぁもう待ちきれない。あぁ、あぁぁ
お寺は少し階段を登った先に。
見えてくるは狛犬ではなく阿吽まねき猫。サイコー!
チェーンソーアートのノラネコぐんだんと雲林寺オリジナルの小坊主さんは猫を抱いています。相変わらず目は逝ってますね!サイコー!
緑豊かながらも丁寧に手入れがなされている印象です。
雲林寺はさほど広くないので短時間でもじっくりと散策することが出来ます。本堂内に入って大量の猫グッズを見学することが出来るのですが、まずは参拝と境内のねこ達と戯れよう。
溢れんばかりのねこ愛を感じるゾ
至る所にある木造のチェーンソーアートは山口県在住、全米オープンチェーンソー彫刻選手権通算4度の優勝経験を持つ林隆雄氏の作品。雲林寺の住職、角田氏とは友人関係だそうですよ。
薄々いるだろな~て思ってたらやっぱり居た。
著作権的なのは大丈夫かい
見てくださいこのもふもふ感。木像ですよ。
世界一の技術は実に素晴らしい。かわいい。
わろた。
造りかけなのかな。境内で作ってるのか?笑
さて個性豊かなにゃんこ像が立ち並ぶ中でもひと際の存在感を放つ像にお気づきだろうか。お賽銭箱の背後に控えるマントをしたあいつに。
・・(ねこ)愛、やな。
絶対ねこ和尚って名前だ!って思いましたけど、こちらのねこ和尚はなで仏という仏様だそうです。自身の身体の不調なところと同じところを撫でると不調が取り払われるそうです。
みんなに撫でられ続けたせいかとってもぴっかぴかでした。
ハロウィン仕様!
ねこ愛に溢れる雲林寺。
実は初めからねこ寺であったわけではありません。
むしろしばらく住職不在の空き寺であった雲林寺は、1996年にやってきたねこ好き住職角田氏が親族から譲り受けた招き猫を展示した事がきっかけとなりねこ寺への道を歩み始めます。
もともと雲林寺は猫伝説(※)で有名な天樹院というお寺の末寺の一つ。萩市のゆるキャラ、『萩にゃん』もその伝説を元に生まれたキャラクターですね。
※猫伝説:
江戸時代の萩藩主、毛利氏が亡くなった際に後を追った家臣の飼い猫がさらにその家臣の後を追って亡くなり、夜な夜な猫の鳴き声がするようになったのを天樹院が猫の供養をする事で収めたお話。
天樹院と同じく世の中のねこの幸せを祈ろう。そう考えた角田住職が数々の猫グッズの引き取りを一手に受け、雲林寺は今や日本一のねこ寺へと昇華しました。
聖地爆誕にはこんなエピソードがあったんですね。
草履を手に掛けるねこ様
ねこ寺は外から眺めても楽しいけど、本堂内はもっと楽しい。
どきどきしながら扉を開けてみましたが割と自由に本堂内を見学出来ます。お寺の方も『どうぞご自由に~』って姿も見せずに奥から声がするだけでした。
とんでもねぇ量のねこグッズ。本に置物、おもちゃにぬいぐるみ。狭いから短時間で見て周れますなんて言いましたけどここは一日過ごせるスポットです。
中には少し年代を感じるような黄ばんだグッズも。ていうかクロネコヤマトはねこグッズなんだね。しれっと愛媛のキャラクター『ダークみきゃん』いますけど、お前は犬だろ。ひっとらえろ
愛媛県庁/ダークみきゃんのプロフィール/みきゃんのかんづめより
YOUはどこから日本へ?
MEは淡路島から。
廊下に出るとなで仏が遠目に見えます。
哀愁漂うなんかおじいちゃんみたい。
思いの外薄いのがジワジワくる。
みんなここで撫でてるんだな。
特に不調訴えてる部分ないのであごの下ごろごろしときました。
お供えは華美な花ではなくねこじゃらし。
写真に写らない尊さがあるから。
至る所にねこの生首。
こちらはひげ占いって事で左右のひげを同時にひいてカップルの相性を占います。気まぐれなねこ様に占ってもらう事自体がもう間違ってると思うけど黙ってました。
上を見上げればフライングねこ。
雲林寺はどこに目をやっても視界にねこが居ます。幸せか。
下を見れば生首。
生首生首生首。
ちなみにこの生首たちは被ることが出来ますよ。
雲林寺Face Bookより
こんなにねこグッズに囲まれると本物ももふもふしたい。
そんなあなたは運が良ければお寺で飼ってるねこに遭遇できるかもしれません。
あうあう
私はぼちぼち運がいいので飼い猫3匹の内の一匹、あうあうと遭遇する事が出来ました。ていうか一緒に寝る事が出来ましたよ。
女子2人組に痴態を見られたのは内緒ですけど。
あと2匹にお会いするためにまた来るしかないな。
また相手してやんよ
ありがとうございます・・っ
ここに就職したいゼ。
2019年9月29日訪問
●雲林寺
時間:??(明るい時間なら空いていると思われ)
拝観料:無料
駐車場:あり
参考URL:観光スポット|萩市観光協会公式サイト|山口県萩市