〇個性:★★★★☆ 世界最大のわさび専門農場!
〇一言紹介:見て食べて遊べるわさび観光農園です。
いつぞや言いましたが私は無類のわさび好き。
わさびは大きく分けて2つ、本わさびと西洋わさび(わさび大根)。で、本わさびの中でも清流で育てられ、根茎を消費する”沢わさび”と涼しい気候の畑で育てられ、葉を消費する”畑わさび”があります。
いわゆるところのわさびはこの沢わさびですね。大量のきれいな水が必要なため生産できる土地が少なく今のところ長野県と静岡県で生産量の6割くらい占めています。
ずっと静岡が一番の生産地と思ってましたが、実は長野県だそうですね。長野県の安曇野市には、大規模農園があって無料で見学出来ます。
麦畑?に囲まれた道を突き進む。
こちらのわさび園、名を大王わさび農場と言います。
わさびは古くは飛鳥時代から消費され、栽培が始まったのは江戸時代初期と言われます。徳川家の家紋に似たわさびの葉っぱが気に入られたんだとか。冷蔵技術のなかった当時としては殺菌効果もあって色んな料理に合うわさびは大変重宝されたそうですね。
そんなわさびを作る大規模農場を作ろうと大正4年に一大プロジェクトが始まり、約10年の歳月を経て15年に農場が完成。先人たちのロマンが詰まった農場です。
ちなみに”大王”は昔この地を収めていたと言われる魏石鬼八面大王(ぎしきはちめんだいおう)から来ています。農場内には大王を祀る大王神社もありますよ。
出たな・・・!(参照)
入場料は無料で園内では飲食店やお土産屋がいくつか営業しています。食べ物系はもちろんほとんどわさびを使用してますのでわさび好きは食べて楽しもう。
わさび丼が一番人気な印象ですね。GWに行ったらとんでもねぇ行列でさすがに並ぶの諦めました。(友人曰く平月であれば普通に入れるそうです。)
大王トルネーーーード!!・・はシェアする相手いないので辞めときましたが普通のわさびソフトは案外合いますよ。
いたずらに不味い組み合わせのものがないのが大王わさび農場、真面目だなって思う。
個人的に一番おいしかったのはこれですね。
コロッケだけでもOKですがフォッカチャぽいのに挟んでわさびコロッケバーガーで楽しめますよ。
キャベツと見えませんが間にわさび葉が挟まってます。
マヨネーズはもちろんわさびマヨ。自分でお好みの量かけて完成です。
これがめちゃくちゃ美味しい!
コロッケの中にもわさびの茎?かな、入っていてわさびの風味を辛さをあまり感じずに楽しめます。わさびの辛さが苦手な人もぜひ召し上がって欲しい。
写真撮り忘れましたがお土産屋入ったら先ほどのわさびマヨ売ってました。商売上手だね。(買いました。笑)
食べるもん食べたら園内を散策。
大王わさび園は基本的にわさび系のフードを食べてきれいな農地を観光する場所ですね。
大王わさび農場では毎日12万トンもの湧水が湧き出すそうです。
植物としてのわさびは酸欠に弱く、酸素濃度が低くなる16℃以上の水温は×、根本にまとわりついて酸欠になるので濁りのない澄んだ水でないと×とかなりデリケート。
常に清流が湧き出す安曇野の地が栽培に最適なんですね。
あまりにも大量に水が湧きだすので近くでは清流下り体験も出来ますよ。
農場内ではわさび栽培の排水を利用してニジマスやヤマメなど清流の魚の養殖もおこなっています。こんなことが出来るのも農薬を使用せずに環境に優しい栽培方法を取ってるからなんですね。
もちろん農場なので毎日わさびの収穫が行われ、出荷作業も行われています。ガラス張りの作業場があるので実際の作業風景も見られるので消費者の手元に届くまでの工程が垣間見れるのも大王わさび農場の見どころの一つですね。
わさび道祖神
(後日談)
今回大王わさび農場でわさびワインやらわさびマヨやらいろいろと買い込みましたが個人的に一番お勧めなのはこれかな。
生わさび!!(゚∀゚)
余計なものが入ってないのでもっさもさ。笑
開けた瞬間から風味が落ち始めるので本当に楽しめるのは開けた当日くらいですが実際にすりおろしたてのわさびと同じくらいの香りとほんのり甘味のある辛味が楽しめます。
しかしいい写真が撮れなかったのは悔しい!笑
2020年中のどこかでもう一回行けたらいいなぁ
2019年5月5日訪問
●大王わさび農場
時間:3月~10月 9:00~17:20
11月~2月 9:00~16:30
料金:入場無料
駐車場:有(広い)