〇個性:★★★★★ 日本一招き猫で溢れかえるお寺!
〇一言紹介:閑静な住宅街に佇む招き猫寺
日常に潜む“珍”の探し方豆知識。
『~ 日本一』もしくは『・・・ 発祥の地』で検索掛けるとだいたい珍スポットが引っ掛かります。~とか・・・に入れる言葉にセンスを問われます。
今回は招き猫・発祥の地で調べたら出てきた大量の招き猫佇む豪徳寺に行ってきました。小田急線 豪徳寺駅から歩いて10分くらいの住宅に潜む珍ですね。珍しく電車でお出かけです。
立派
豪徳寺は1480年ごろ創建の曹洞宗のお寺。近江彦根藩の代々藩主 井伊家の菩提寺であることでも有名な歴史あるお寺です。桜田門外の変でこの世を去った大老の井伊直弼の墓がありますので日本史好きな方はご存知かもしれませんね。
※菩提寺:先祖代々の墓のあるお寺
入口早々にある直弼の墓。
6月に行ったので瑞々しい新緑がとてもきれいでしたよ。
豪徳寺はかなり大きなお寺なので境内は相当広いですが外人含む観光客の方が招き猫に向かって一直線なのであんまり道には迷いませんでした。
猫を愛する気持ちは世界共通
豪徳寺が招き猫発祥の地と言われるようになったのは徳川3代将軍 家光の後見役でもあった近江彦根藩2代目藩主 伊井直孝の時代にさかのぼります。
当時まだ貧しく小さなお寺であった弘徳庵の前を通った直孝は自分を手招く白い猫に誘われ境内へと入っていくと突然に雷雨が降り注ぎます。それを見た直孝が『この猫が招いてくれたから私は濡れずに済んだ!』と感動。
お寺の和尚とも意気投合して後にこのお寺を井伊家の菩提寺へとするに至ります。多くの寄進を受けたお寺は大規模に改築して後に直孝の法名にちなみ豪徳寺へと名を改めます。
ちなみにこの時の白猫は後に直孝の地元彦根で大ブレイクをする事になります。
そう、後のひこにゃんである。
かわいー
この門を見つけたら招き猫まであと一息。
門をくぐって左側、人が出てきているところが招き猫が鎮座するところですね。案外寺の隅っこにあるんだなぁて感じです。
お、おぉ、、
にょほほ。笑
なんとも言えない感じがじわじわとこみ上げてきます。
この感情がエモいというやつですね。
エモい
大中小のにゃんこがエモももも
お前も招いたろか?
はわわわわわ
怖いわ!!笑笑
ちょっと想像の3倍増しくらいで招いてたので動揺しました。たぶん1匹くらい動いてるなこれ。
どこから来る感情か分かりませんけどなんか嬉しかったです。
苔ひげ猫。一番のお気に入りです。
なんでこんなに招き猫集まっちゃったの?と疑問が溢れ出てきますが寺務所に行くと謎は解けます。
白猫が目印。御朱印もここで受け付けです。
事務所内で売られている招き猫。そう大量に並んでいる猫達は参拝者の方が購入して奉納していったものなのだ!!初めから分かってたって?笑
なかなかいいお値段しますが結構大きな招き猫も奉納されてましたね。
ちなみに勘のいい方は気付かれたと思いますが豪徳寺の招き猫は小判を抱えていません。あくまで猫が招くのは幸福をつかむチャンスで“幸運”そのものは自ら掴まねばならないという考えからだそうです。
う~ん、なかなか深い。
直孝を招いたのは白猫でしたが意気投合したのは和尚さんですものね。
彦にゃんの写真が至る所に無造作(笑)に置かれてました。
招き猫発祥の地は、豪徳寺他に浅草 今戸神社・新宿 自性院と東京だけで3つあります。
こんなにあるなら猫って本当に招いちゃう生き物なの?(*‘∀‘)
って思いますね。
結論、猫敬うべし。
●豪徳寺
住所:東京都世田谷区豪徳寺2丁目24−7
時間:拝観時間:6:00~18:00 ※寺務所受付は9:00~16:30
参考URL:豪徳寺|世田谷区豪徳寺にある曹洞宗寺院、彦根藩井伊家の菩提寺、招き猫