●推奨季節:
通年
●ここがおススメ!:
自宅に熊が入ってくることを想像して眠れ!
●類似スポット:
調査中(あるか・・?!)
●楽しみ方:
泊まる
民宿 熊の入った家とは?
1986年にヒグマが押し入ってきた事を逆手にとってその名がついた民宿。熊の入った家と”本当に”熊の入った家の2つあって、泊まれるのは残念ながら前者だけです。熊の入った家は優しいお姉さんが運営する普通にきれいな民宿です。泊まり方は雑魚寝のライダーハウスとキャンプ場の3パターンあります。
シャチが見たいなって思ってゴールデンウィークに羅臼に行ったんですよ。
で朝早いから羅臼で泊まらなきゃなって思って港の近くに民宿ないかな~ってGooglemap拡大してたんですよね。
(なんか視界に入った・・)
( ゚д゚)熊?
…( ⊃д⊂)
…(* ゚д゚)入った?!
呼んだ?
・・ここにするか。
てことで来たのがここよ。
『熊が入ってくる家』だったら絶対泊まってませんでしたね。
雑魚寝のライダーハウスだと格安で泊まれますがワンチャン熊が入ってくるかもです。げろ安で泊まれるキャンプ場もあってそっちは熊ウェルカムな方にお勧めです。
実際に家に押し入られた宿のお姉さん的には見慣れないものにはそうそう近づかないから大丈夫やて笑ってました。
私はもう少し旅してたいので民宿にしました。
民宿内はとってもきれいな普通のおうちです。
熊の肉球座椅子に細部にわたるこだわりを感じました。
ゴールデンウィークって意外と道北は繁忙期でないんですかね?飛行機も気持ち安いし、羅臼おすすめです。当日の民宿は私と岐阜から来た女子2人でした。
ライダーハウスにはカップルが泊まってたので、熊行け!!て思いました。
セコマの和ミントモヒートはなかなかいい感じ。
夜中に歩き回るわけにもいかないので熊に震えて本日はおとなしく寝ます。
早朝。
写真撮り忘れましたけど北方領土の国後島が目の前なのでけっこうはっきり見えます。
実際に泊る宿は名前以外は普通のいいお宿。大事なのはこちらです。
そう、”本当に”熊の入った家。
遡る事1986年9月16日未明、1頭のヒグマが扉をこじ開け家の中に。当時家の中には鹿又さん家族が7人、1階で寝ていた鹿又さんご両親は命からがら2階へ逃げ込み熊が出ていくまでの間眠れない恐怖の夜を過ごす。
幸い死傷者は出ないものの好き放題に食料を荒らされた現場にはヒグマの生々しい爪痕や強い獣臭が残されていたとの事です。
ちなみにこの時意を決して熊のいる1階まで出向き助けを呼ぶ電話をしたのが私が泊った際に対応していただいたお姉さんです。たぶん。
本当に熊が入った家 House attacked by a bear | 熊の入った家 より
民宿の前にこんなヒグマのオブジェがあって、珍しいデザインだな~と思ってたんですよね。
これは押し入ってきたヒグマが日本酒一升瓶を器用に全部飲んでいったらしく、それをモチーフにした像だそうでした。
笑顔でとんだサイコパスだぜ。
本当に熊の入った家は民宿の方に許可をいただければ見学ができます。
基本的にそのまま放置、という感じで当時の雰囲気がひしひしと伝わってきてちょっと怖いです。
なぜそこに鹿のはく製を置いた。
鹿の生首、次はお前だという意味だろうか。
中にヒグマのはく製があったら普通に怖いかもしれない・・
こんなかったいドラム缶に穴開けるくらいだから人間なんてひとたまりもありませんね。
階段が壊れる可能性があるので2階へ行くのは無理そう。
この上で眠れない夜を過ごしたんだろうな・・・
よく見たらいい感じの土台があった。
お世辞にも広いと言えない家屋内でヒグマと同じ空間にいることの恐ろしさは察するに余りありますね。重ね重ね鹿又さん一家がご無事でよかったと思う。
この後朝食食べて羅臼最北端までいってシャチ見に行った。
2023年5月3日訪問
●民宿 熊の入った家
営業時間:-
駐車場:あり
参考URL: 熊の入った家