〇個性:★★★★★ 日本一でかい天狗面!
〇一言紹介:天狗を祀る山中の神聖なお寺です。
日本各地に存在する天狗寺・神社、神奈川の最乗寺が有名ですがインパクトの大きさなら岐阜県美濃加茂市の古井の天狗山と群馬の山中にある迦葉山 弥勒寺がツートップだと思う。
古井の天狗山はこちら↓
古井の天狗山はずらっと並ぶ天狗のお面と日本一の巨大天狗像が鎮座していますがこちら弥勒寺では顔だけなら日本一、超巨大な天狗のお面が佇んでいます。
子供が見たらギャン泣き間違いなし!大人でも薄暗い時に不意打ちで視界に入ると腰抜かしてしまうかもしれません。でも知ってて訪ねるとほっこり、にょほほってなる素敵な珍スポット。
さぁ行っくぞぉぉぉーー
🚙=3 =3
古井の天狗山は近くに電車の駅もあって電車旅でも行けますがこちらの弥勒寺はそこそこ山の中にあるので諦めて車かバイクで行きまっしょい。
登山する方は途中からこんなでっかいローソクが出てくるのでこちらの道を。
何とも言えないファニーな阿吽像がありますのでさっそく先行きが良い感じに不安になってきます。
頂上まで車で一気に駆け上がったら薄眼を開けた観音菩薩様がお出迎え。
広めの駐車場に車を停めて最後の階段を登ります。
ここでまたローソク。
『私が天狗だ』
『・・・。』
ちゃんと阿吽になっているファニーな狛天狗をパシャリんこ。📷
848年まで遡る日本有数の歴史あるお寺ではありますが気負い過ぎずに訪問できるいいお寺です。こんな感じですが徳川初代将軍家康公の祈願所。朱印百石、十万石の格式(=広い土地所有の権利)を有した割と格式高いお寺です。
さぁいよいよ巨大天狗とご対面だ
ぼちぼち広い境内ですが山の斜面に沿って上下に広い感じ。本殿は実は山の上にありますが、だいたいの人は巨大な天狗のお面がある拝殿で大満足して帰っていくようです。
拝殿は階段登ってすぐ目の前にあるのでさっそく腰を抜かしに向かいます。
巨大な天狗のうちわ、ヤツデの葉
拝殿入口左でには天狗の生首
入口右にはなんだか偉い感じのお坊さん。煩悩はたぶん捨てきれてない
よしっ、じゃ腰抜かすか!
お邪魔しまーーーーすっ
[壁]д・)ちらぁ
いらっしゃい
うわぁぁぁぁぁぁ 三└(┐Lε:)┘
いらっしゃい
(:з )≡ うわぁぁぁぁぁぁ
・・・うざい?笑
ちょっとアングル引いてみるとこんな感じ。
もっと奥に隠れてたりするのかなぁって思ってましたがもったいぶらずにすぐ現れてくれました。
拝殿内は至る所に天狗のお面があります。壁に飾られているお面はけっこう古いようで所々色が剥げていましたがそれがまた趣を醸し出していて見応え◎。
お借り面というのがあってお持ち帰りした翌年に別のお面を購入して倍にして返す方式。御利益があったら翌年も来るはずなので幸せになった人の分だけお面が増えるほっこりな仕組みですね。巨大なお面持って帰りたいなぁ
そもそも何で天狗のお面なの?
天巽慶順という弥勒寺を復興した偉いお坊さんが昔々居りて、その付き人に中峰という終生、顔が老けなかったという神童が付き人としていたそうです。
天巽慶順が住職としての務めを終える際に中峰が『実は私は仏の化身だったのだ。救世の目的は果たしたのでこれからはこの山で皆を見守るのだ。』と言って昇天します。
その跡に残されたのが天狗のお面。
ざくっと書きましたがこの伝説を元に弥勒寺では天狗のお面を祀るようになったそうです。
拝殿だけでなく境内の至る所に天狗の像があるのでいくつ見つかるか探してみても良きですね。
たぶんこの人真面目
でっかい下駄
自販機だって天狗だ
ちなみにまぁまぁ早朝に行ったんですが地元の方っぽい数人のちびっこと母親がお参りに来ていました。
巨大な天狗のお面が子供ギャン泣き必至と軽口叩きましたが、ちびっこ達は天狗の面みて大爆笑してました。
・・・。
う~ん最近のちびちゃんはなかなか一筋縄ではいかないようやね。
熱心にお参りする母親と対照的な元気なちび達にもほっこりしたいい朝でした。
●迦葉山 弥勒寺
時間:拝観時間:6:00~18:00 ※寺務所受付は9:00~16:30
参考URL:迦葉山 | 見る | 沼田市観光協会