〇個性:★★★★☆ 複数の昔話が像で再現された空間!
〇一言紹介:昔話の登場人物が鎮座する珍寺です。
生駒山の麓にある歴史ある厳かなお寺、龍眼寺。
その昔『竜間の地で龍の供養をすべし』とお告げを受けた妙久法尼が創立者。
なんで龍の供養?
それはさらに昔々、日照りに苦しんでいたこの地で行基(お坊さん)が雨乞いを続けていた時に若い竜が現れて雨を降らしてくれたから。
なんでも勝手なことしやがってと、この若い竜は竜王の逆鱗に触れ八つ裂きにされてしまいます。八つ裂きにされた竜の胸が落ちてきたところが竜間になったそうです。
※龍と竜の使い分けはさほど意味がなさそうです。
妙久法尼が一心不乱に護摩木を焚いて祈祷をささげていたある日、三寳荒神が現れて『龍の目をもって世を見渡し、民の苦悩を救え!』とまたお告げを受けて龍眼寺は開山します。
現在は商売繁盛、厄難除の御利益がある有難いお寺として地元の人々の信仰を集めています。
ま、そんな話を聞きたいわけじゃないですよね。
ね?
この後ろ姿見覚えあるぞ!
そう、ここ龍眼寺はかなり立派で歴史を感じる佇まいでありながら、
珍スポットなのだ!!乁( ˙ω˙ 乁)
う●こもにっこり!
熊をぶっ倒した金太郎に
鬼を成敗した桃太郎!
まだ境内にも入ってないのに3つほど昔話のクライマックスが再現されていました。
お寺自体はこんなに立派な門に、
こんな立派な本堂があります。
お爺さんは山へ芝刈りに・・かな
でもところどころで脈絡なく昔話が展開されていきます。頭に浮かぶ”?”と湧いて出てくる悦びの感情。
これこれ!寺社はこれくらい自由でなきゃ!←
お婆さんは川へ洗濯・・と思いきや私を見つめてきます。
川ではなく用水路を流れる一寸帽子は中途半端な大きさで打出の小槌を待ちます。
笠地蔵の主人公お爺さんは笠を売らずにサボって一服です。
帰り道にお地蔵さんに笠をあげる優しいお爺さん。
てへぺろ地蔵
この可哀想な感じの地蔵様が後におじいの手ぬぐいを獲得する地蔵様です。
今はまだ震えてるがいい。
理由はわかりませんが、笠地蔵の物語だけ丁寧に順を追って展開されていきます。
わらわらとお地蔵様揃ってお爺さんにお礼参り(笑)
無事手ぬぐいを獲得したお地蔵さまは怪しげな木桶を持ってお礼参り(笑)です。
何持ってるんだろうって後ろに回り込んでみたら蓋がなされてました。残念。お酒かな。果物っぽいもの大量に背負ってるのがいいですね。
お礼参り地蔵を見守る怪しいプリけつ
水球みたいな帽子かぶった水子像。笑ったらダメな気がしますけど悲壮感がないファニーな見た目は個人的に好きですよ。
他にも一休さん、幼少期と老年期。中間はどこいった。
遠くではなにやら悪そうな奴が。
女性が青鬼に怒られてます。
と思ったら地獄で舌を抜かれているワンシーンでした。
結構リアルで怖いけど、なんでここだけ昔話じゃないんだろう。
こんな昔話あった?
でも大丈夫。青鬼のペンチは今はもうありません。
よかたよかた。
枯れ木に花を咲かせましょうー!いぇいいぇい
ここ掘れキャンキャンっ
御朱印集めでもしてなきゃ、珍像愛でて終了!な場所ですけど、たぶん小一時間過ごせますよ。
ちなみにバスがあまり本数なくて周りにバスを待つ場所もないので車がなければ寒い時期に行くのは控えた方がいいですね。←
ちなみに私は真冬にいって凍えていたところ目の前の教会のキリスト教徒の方に車で四条畷駅まで送って行ってもらいました。
『キリスト教の方が優しいやろぉ~?(笑)』
って関西弁で言われたことがこの日一番の思い出ですね。
大きな仏像がお寺にあるんですが、その像が教会を睨んでるらしく、『なんやあいつら!』って言ってました。
これ↓
龍眼寺行く時はぜひ目の前の教会にも顔を出してあげてください。
2019年1月26日訪問
●生駒山 龍眼寺
営業時間:ー
料金:ー
駐車場:有
参考URL:生駒山 龍眼寺