〇個性:★★★★☆ 見た目より中身で勝負!・・か?
ボロを着てても心は錦。
日本の一つの美徳でしょう。ではそんな喫茶店があったら・・
入るよね‼(゚∀゚)
さ、西成区へ行こう!
西成区は西天下茶屋駅へ。近くの商店街の一角に今回の目的地マル屋が店を構えます。日本で唯一暴動が起こった街として名高い西成区も今や実に平和な雰囲気です。
私が大学生の時はまだヤバかったのが懐かしい。
これがマル屋。奥まった場所でもなくいい立地ですね。
そんなにボロくない?
よく見たまえ、
よく見かけるソフトクリームがここまで継ぎはぎになっているのを君は見た事があるか。
ぺろっぺろなボロ紙がぶら下がったメニュー看板。
250円カレーを見て思う事は食べられるものが出てくるんだろうかという不安だけ。
よく見たらこのぺらぺらにもメニューが書かれている・・!?
テイクアウトもしているであろう入口のショーウィンドウには寂しそうにホットケーキらしき物体が1つ売れ残っていた。。
80円・・安いのか適正価格なのか全く分からない。
なんならこの物体がホットケーキなのかどうかも・・
なんだか不安しか湧いてきませんがここまで来て入らないという選択肢もないので意を決して店内に乗り込みます。
ほぅ・・
予想に反して店内はクラッシックな昭和レトロ喫茶店。
失礼極まりないですが外から連想されるボロさは内装にはありませんでした。
しかし注文しようと机のメニュー表に目をやったところ、
なんだこれ・・・
まさか・・(; ・`д・´)ゴク
はぅ!!(〇д〇 )
日本一ぼろいメニュー表来たぁぁぁ(゚∀゚)‼‼
(たぶん)
しかも手書きで何度か価格改定が行われています。よく見たらわかるんですが近年の不景気で値上げ・・ではなく、値下げ。わろた。
人って安い理由が分からなくて安いものを見ると不安を覚えます。値付けって大事、そう店主に伝えてあげたい。
全部値下げしてる。笑
50円値上げしてボロいとこ直そ?
大阪に転勤になったら常連になってそう伝えたいと思う。
ぬぐい切れない不安を振り切りバナナジュースとサンドウィッチを注文してみました。店主は無口な仕事人タイプ。人見知りな私には少しインタビューは荷が重かったです。めんご。
たぶんお店にあるあらゆるものが平成生まれの私より年上なんだろうな。そう思わずにはいられない店内は時間が止まった感じがして、うん、なんか冬とかに黄昏ながらコーヒーを飲んだらいい感じな気がしました。(?)
上手く言葉にできませんが店内の雰囲気、私はとても好きですよ。
さて閉店間際でお客も私ともう一人くらいしかいなかったのでご主人一人で営業していながらも割と早く注文の品が運ばれてきました。サンドウィッチとバナナジュース合わせて400円いかないくらいだったかな。
量は少なめでしたがそれにしても安いでしょうね。
大阪の人ってサンドウィッチに塩かけるの?
さて見た目は画像の通り普通ですね。
気になるお味は・・というとこれまた普通に美味しいです。
バナナジュースが少し甘すぎた気もしましたがしっかりとバナナ感がありましたし、何なら遠目にバナナを切ってミキサーに入れているのが見えたので少し残念ですが(笑)普通に美味しい料理が出てきます。
この茶色いのは汚れじゃなかったことだけは覚えている。
西成区に一人だけ大学時代の友達いるんですけど、彼曰くマル屋の料理は日によって味が変わるそうです。という事はレトルトじゃなくて全部手作りなんでしょうかね。それもすごいな。
食べ終わって入ったのとは別のドアから出たら他にも食品サンプルがあった。もはや営業妨害を仕掛けるクオリティのサンプル達もマル屋の味わいを醸し出すいいアクセントになっていましたね。
何年たったら食品サンプルがこんな事なるんだろう
喫茶店で年越しそばってどういう事なんだろう。
毎年私年末は大阪で仕事なんですが今年はコロナで地元帰れそうにないので気の迷いでここで年越しそば食べてもいいかな。
2019年1月26日訪問
●喫茶店 マル屋
営業時間:7:00~19:30
料金:メニュー表参照
駐車場:無