〇個性:★★★☆☆ 変わりゆく時代でもユーモアを忘れずに!
〇一言紹介:クスッと笑えるポスターが掲げられた昔ながらの市場です。
クスっと笑えるポスターを見に新世界市場へ行こう!
昔ながらの商店街はどこも苦しい状況、しかし大阪の新世界市場にはユーモアが溢れている!見通しのつかないこの時代を生き抜くヒントがそこにあるのかも・・しれない。
新世界市場は恵美須町駅3番出口から出て通天閣に向かって右側に見えます。黄色い入口が目印ですね。
初代通天閣が出来たのは明治時代の事なんですけど、当時の技術を結集してこの辺一帯に近未来を想わせる娯楽施設が実はあったんですね。それまでの江戸時代(旧世界)と対比する形でこの辺を新世界と呼ぶようになったそうですよ。
ガチャガチャが実に大阪っぽい。
Eカップ欲しかっ・・ゴホッ
夜に行ったという事もありますがぱっと見はやはりシャッター街。通天閣周りは人だらけと言うのに市場通りには人は皆無。
そんな私の心を見透かしたように件のポスターが語りかけてきます。
『半分開いてるからええやないか!』
せ、せやな・・(; ・`д・´)
大阪人らしい実にポジティブな名言。同じ関西人と言えど兵庫県民(私)とはDNAから異なるようだ。
うんうん、わかるぞ!
これはおやじギャグ。笑
しばくぞって大阪弁で”お茶飲もや”って意味でケンカ売ってるわけではありませんよ。
関西弁って思われてそうですけど、22年間兵庫で住んでいた私は東京で”お茶しばく”という言葉を覚えたのでたぶん大阪弁ですね。たぶん。知らんけど。
これらのポスターは2012年に新世界市場を元気づけようと電通の若手クリエイターが無償でポスター展をやった時のものだそうです。
総勢39名の方が参加してたくさんのポスターをクリエイトしたんだとか。外部の人から見た視点が実に斬新でコミカルで訪問当時7年経ってましたが未だに残されています。
そう、漬け物も見方を変えればサラダなのだ。
勘で作っとるけどな!!
ええ話したいんか笑わせたいんかどっちやねん
たくさん秀逸なポスターがありますが目を引くのはこちらのおじいちゃんのポスターシリーズですね。
もう小さなおはぎ作るの飽きちゃったんでしょうね。
こちらは中山菓舗のご主人。
どれもこれもじわじわくる素晴らしい出来。
噛みしめて刮目せよ。
元気な90歳(2012年時点)やで
無農薬野菜でもない、
サプリメントでもない、
長生きの秘訣は中山菓舗のお菓子だ!!!
でもほんまはお菓子より肉が食べたいねんな。(想像)
でも食べたいんだなぁ(想像)
・・毎日こんな事思いながら店に立ってるんでしょうね。
和む。好き。笑
卒業式の紅白まんじゅう久々に思い出しました。
このURLなんなんだろうってググったら中山菓舗のホームページにつながりました。笑
ホームページあるんやなぁ
ちなみにこちらが御主人のお店です。
写真見返したら18時半でしたがまだ空いてましたよ。
生憎ご主人はおりませんでしたがお店やってるという事はまだお元気なのかなぁ
なんか真面目なポスターもあった
ポスターのおかげかシャッターの薄暗い雰囲気もとっても前向きな感じでした。
まぁ私はけっこう現実主義なので昔ながらの商店街が今後復活する事は本音ではないと思ってます。今盛り返しても結局は再開発、跡継ぎ問題・・とかね。
でも今営業している方々が楽しく納得して最後の時を迎えてシャッター下すのならこういった活動も意味があるのかなと思います。
帰り道力強く赤く光る通天閣。
新世界市場とは裏腹に賑やかな観光地を見てるとどこか心が締め付けられるような感じがしました。
2019年1月26日訪問
●新世界市場 面白ポスター
営業時間:ー
料金:ー
駐車場:無
参考URL:有限会社 中山菓舗