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2018年9月9日
東京駅→吉備子屋(電車:30分)
〇移動手段:電車・徒歩
〇費用:電車代350円、吉備団子(5本)250円 合計で約600円
〇個性:★★★★★ ホンモノのきびだんごを食す!
〇一言紹介:日本唯一のきびだんご専門店です。
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きびだんご食べた事ありますか?
って聞かれて食べた事ないって人はどれくらいいるんだろう。
かつて桃太郎サンがそれ一つで犬雉猿を手玉に取り、鬼という巨悪を討つという命がけのブラック労働を強いたという伝説の食べ物。現代なら労働基準法並びに動物愛護法違反や。
食べたことあるっ
あのもっちもちの色んな味あるやつ!
って思ったあなた。
それはきびだんごじゃないかもよ~( ・∀・)σ)Д`)ぷに
僕はもっちもちしか食べたことありませんでしたよ。内緒だよ。
諸説あるのでなんとも言いませんが、元祖!って銘打って発売しているあのもっちもちきびだんごは近代に改良されてできたお菓子のようですね。もち米にきび粉混ぜて作った、団子って言うかどっちかていうと求肥な感じです。
本来のきびだんごとは雑穀の一種であるきびを粉にして水・砂糖と共に練って茹でるお菓子なのである。もちもちではあるけど求肥よりは弾力が弱い感じです。
昔はお米が高価だったので雑穀の黍を使ってお菓子作ってたんだろうな。戦前には駄菓子屋や町中できびだんごに子供たちが群がってたなんてお話も。
そんな昔ながらのきびだんごを食せる場所が東京にあります。
隅田川を挟んで対岸の向島にある”吉備子屋”。風光明媚な街として栄えた、今もなおノスタルジックな下町風情を感じられる街にあるこのお店は日本で唯一のきびだんご専門店。
お店の佇まいもレトロでいい感じだっ
5本で250円!という破格のお値段で提供されるきびだんごは無添加で初めて食べてもどこか昔懐かしい味わいを楽しむことが出来ます。
茹でたてを食べられるので熱々なのだっ
半生(茹でる前)のきびだんごもお土産で売っています。浅草周辺なのにキリンビールのポスターになんかクスッと来ました。(アサヒビール本社は浅草。)
だんご型のオブジェ?
お店の中に入ると狭い店内でおばちゃんが手際よくかき氷作ったり、お茶出したりしてました。かき氷・・?きびだんご専門店?専門店ってなんだっけ
9月でまだ残暑厳しい中でしたが、ご注文の品はもちろん熱々きびだんご。リヤカー?に載った寸胴鍋に沸いたお湯でおばちゃんが半生のきびだんごをきびきびとした手つきで茹でていきます。
そう、
きびだんごだけにきびきびと!
苦笑いすんな
画像だとわかんないけど寸胴鍋乗っているのはまごう事なきリヤカーでした。
茹でるべしっ
さっと茹で上がったきびだんごに手際よくきな粉をまぶしていきます。
そう、
きびきびと!
こっち見んな
まぶすべしっ
まぶすべしっ まぶすべしっ
うおぉぉぉぉ
じゃじゃじゃじゃーん
店内にも席はありますが常連さんでだいたい埋まってそうなのでお店の前のベンチに腰掛けいただきます。
もぐもぐ
うまうま
きな粉の味ってなんでこんなに落ち着くんだろう。
団子って言われて想像するお菓子と比べると弾力がそこまで強くないので噛んでつぶす感じの食感。きびは味の主張がそこまで強くないですがコクがあるのできな粉の風味と味に深みを感じさせてくれます。
うんっ、初めて食べたホンモノのきびだんご、美味ぇ(・∀・)!!
建物もレトロでいい雰囲気ですよね。
お散歩ついでにきびだんご。予定のない休日の鉄板になりそうな気がします。
●吉備子屋
営業時間:11:00~17:00(月曜定休日)
入場料:無料
参考URL:吉備子屋HOME