端っこ浪漫とのんびり求めて与那国島まで来たのですがずっとぼーっとしてると召されそうなのでふらふらっと与那国島回ってきました。
どこ行っても絶景なのが島のいいところです。
たとえ雨であっても、ね。
沖縄県八重山郡与那国町与那国3027−1 入場料300円 駐車場(近くに)有
Dr.コトー診療所って漫画ご存じですかね。
都会でいろいろあった天才外科医が離島医療に身を捧げ、なんやかんやであらゆる事を治療を通じてスカッと解決していく人気の医療漫画。アマゾンのキンドルアンリミテッドで全巻読めるので知らない人は読んでみてもいいかもよ。(2025年5月現在)
Dr.コトー診療所はドラマ化されてるわけなんですが、そのドラマのロケ地がここ与那国島。漫画の中での島の名前は古志木島、撮影地が与那国島、なのでドラマの中では、志木那島(しきなじま)として描かれています。
ドラマを見た人は、あぁココ!ココ!!とテンション上がること間違いなし。10数年前に放送されたドラマの中の世界がそのまんま診療所内に残ります。
Dr.コトーのいなくなった診療所は静けさと共に一抹の寂しさを醸しながらずっとファンの訪問を待っています。
ちなみに昔使われていた診療所、とかでなくてフジテレビがロケのために一から作った建物だそうです。総工費確か2千万円!今もフジ所有なのかどうか、それは不明だ。
コトー先生がそのうち出勤してきそう、ほこりたまってるとかもなく書類もキレイに整理整頓されてました。
Dr.コトー診療所所は一応休載中らしいので近々連載もしくは新たなドラマが放送されるかもしれませんね。その時にはまたこの診療所に活気が戻ってくるはずさ。
入院するなら海が見えるこんな病院がいいな。
外から診療所の屋上に登る梯があって登れます。
青い海に白い砂浜、町はずれの診療所はとても素敵な場所にありました。
あぁ天気がよければなぁ←
他にもアキおじのスイカ畑?的なマップに出てくるロケ地もありますがここはドラマみててもふーんって感じなのでスルーしてもおけ。
②ティンダバナ
ここはね、与那国島来たら必ず行って。
とってもすってきな絶景だよ。
歩きや自転車だとちょっとしんどいから出来ればレンタカーか原付借りていくのがいいと思う。絶景まで歩いて5分くらい。
途中でここの洞窟に暮らした女性と犬の伝説とか書いた看板あったりします。私はすっ飛ばして進む派ですが浸りたい方はじっくりひたりながら歩くのが吉です。
途中に湧き水スポットがあって旧暦8月(※)に年の初めの水を飲む神聖な行事があるらしい。なんで初月じゃなくて8月かはだれか教えてください。
※今の暦で8月下旬~10月上旬、旧暦は13ヵ月らしい、wiki知らベ
とか余計な事考えてたらすぐに目的地の展望台にたどり着きます。
ここから見える景色がこれ。
天気が悪くてもSo Superb View(゚∀゚)イェア
眼下に広がる青と緑の絶景と祖納集落、鳥肌立った。
画像に写り切らない美しさがそこにはある。
後ろ振り返るとこんな感じ。
与那国島って島だなぁと思うと同時にでっかい島だなって事が改めて感じられます。
背後には何やら伝承チックなものが。
ないにが書いてるか全くわからんのでだれか教えてください。
③久部良バリ
歴史の負の側面を知る事は後世に生きる我々の責務だと思う。
と、そんな重苦しく考えているわけではありませんが、悲しい歴史(伝説?)もあるので知っておいても損はないという事で行ってみてください。
その昔、就労に関わらず一人一人に対してかかる人頭税と言うものが琉球王国から宮古島や八重山諸島の島民に課されてました。なんと明治時代まで。薩摩藩から侵略を受けて困窮した琉球王国の悪政と言われます。
でその対策で、もう人数にかかってくるので人を減らすしかないと言う事でなんと妊婦に岩の裂け目を飛ばせて、落として流産させて人を減らした・・
という伝承があって、その舞台となったのがこの久部良バリ。バリは岩の裂け目と言う意味。
これをよ?
画像でちょっと距離感わかりづらいかもですが、イメージとして運動部の男子高校生が全力で助走つけたらまぁ飛べるかって距離。当然妊婦は飛べるはずもなく落ちて大けがする未来しか待ってません。
史実かどうかネットの情報では判別できませんが、近くには観音像もあって辺りも鎮魂の様相を呈しておりました。
妊婦飛ばせて父親の方がどうしていたのか。他にも何か出来る事はなかったのか、、少し後味の悪い話ではありますが少しづつ時代は良くなっていると思う事にして心に折り合いをつけるしかありませんね。
久部良バリの裏手には久部良フリシというジオグラフィックな絶景があって、毎週火金曜の14時ごろには港に着くフェリーを眺めることが出来ます。
遠く何も見えずただ広がる海を見ながら今を生きる自分を見つめなおす時間も時には大事にしたいもんですね。
④アヤミハビル館
ホームラン打ったよオオタニサーン的な感じで、でっかい蛾だよヨナグニサーン
的なでっかい蛾が与那国島に生息しています。その名もヨナグニサン。日本では他に西表島、石垣島辺りに生息しているようです。与那国島で最初に発見されたことからその名がついたそうです。
どれだけでっかいかと言うとこのくらい↓
Attacus atlas — “Atlas moth” | Welcome, visitor!より
でかいね。
苦手な人は卒倒してしまうんじゃないかと。
このヨナグニサンの現地での呼び名がアヤミハビルだそうで、その生態を教えてくれるのがここアヤミハビル館。
入館すると早速お出迎えヨナグニサン、の画像。
こんなにでかいとまじでやばい。もはや鳥、でもここまでは大きくない。知らんけど。
なりきりヨナグニサンとは、
ヨナグニサンのかちゅ~しゃ~
(ネットより転載だよ)
・・・。
彼女や奥さんとつけると盛り上げる事間違いなし(棒)
私は一人なので着けませんでした。
成虫のヨナグニサンはいませんがこれでもかと言うくらいのヨナグニサン情報がここに。愛が溢れてる。
とりあえずでっかい貴重な蛾であることが分かればおっけです。
ヨナグニサンは世界最大の蛾、これまた与那国島に生息する最小の蛾タイワンヒメシジミとの比較、これはもはや別の生き物。
入館時のヨナグニサン画像があまりにもでかすぎてこれ見て意外とちっさいなと思ってしまったのはここだけの話です。
成虫のヨナグニサンはいませんが幼虫のヨナグニくんならいます。苦手な人には申し訳ないですが白くてきれいな芋虫ちゃんです。
蛾って感じのとげとげしい感じ、私は好きです。
いっぱい食べて大きくな~れ🦋
2025年4月26日訪問