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2018年11月24日
東京都23区→骨董風林火山(車:4時間)→湯~とぴあ(車:20分)→街道一外見の悪い定食屋(車:20分)→甘草屋敷(車:20分)→長源寺(車:15分)→猿橋(車:1時間)
〇移動手段:バイク
〇費用:ガソリン代2,000円、食事×3回(1,000円/1回)、湯~とぴあ700円、甘草屋敷300円 合計で約6,000円
〇個性:★★★★★ 時価総額おいくら?!ただモノではない骨董おじさん。
〇一言紹介:二度と手に入らない垂涎ものの骨董鎮座する絶賛営業中のお店。
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3連休は弾丸で山梨行ってきました。
山梨や長野は山間にぎゅっと詰まった街並みが独特の景観・文化を形成して個人的にすごく好きなエリアです。珍スポットも多め!コンパクトな街なので効率的にグルリと出来るところも魅力ですね。
まぁ弾丸とか言ってますけど例のごとく前日の深夜にインしてネットカフェで仮眠とって朝一から行動開始です。朝に強い人でありたかった。
冷え切った体を温めに温泉に浸かりたいところですがさすがに早朝から開いてる店がないのでまず時間つぶしに骨董 風林火山とやらに伺います。
ほんのり見えてきたな。
普通に町中に突如現れるごみ屋敷・・ゴホッ
骨董屋さんです。
ここは一応それなりに有名な甲府のB級スポット。雑誌やテレビ等にも結構出ているお店です。
実は前々から存在は知っていたんですが今までスルーしてました。
だがしかし、
甲府はコンパクトな街ゆえ、通ったことない道通ろぉ~♩みたい感じでルンルンドライブしてたら遭遇してしまいました。
まぁやる事ないし暇つぶしに見てもいいかなぁなんて至極失礼極まりないモチベーションで伺いましたが、なんとこれがオブザイヤー(個性)的大正解。
ここはサラリーマンとして勤め上げたおやじさんの趣味を突き詰めた究極の珍スタイルの骨董屋だったのだ!
どう見てもゴ●屋敷だ。
昔薬局にいたオレンジの象さん。今何を想う。
寝不足かい?
ただ外から眺めているだけだと当初の想定通りまぁC級スポットかなぁなんて思いながら見て回っていると、なんと入口を見つけてしまいました。
分かるかな?
ここ
入っていいのかなぁ~なんてのぞき込むと、、、
|д゚)よっ
(うおぉぉぉぉぉぉ・・・!!?!?!)
店主のおっちゃん降臨!!
まさかこんな早朝にいらっしゃるなんて・・
・・・まぁ人のお店覗いて失礼だわな。
ごめんよおっちゃん
新聞出てるくらいだけど一応顔伏せで
こちら店主の渡辺富雄さん。約40年のサラリーマン生活で収集してきた古美術品や珍品を展示・販売しているお方。お店のオープンのため骨董屋必須の古物取扱免許も取得し夢を叶えた我ら社畜が尊敬すべし人物である。
情熱的に話す感じではないが秘めたる骨董への想いをひしひしと感じる話し方されます。
|д゚)『朝からよく来たねぇ~。興味持ってくれたん?』
ω・)『ドライブしててたまたま見つけまして。面白いお店ですねぇ』
(会話はうろ覚え)
『面白いお店ですね。』
何気ない一言が店主のハートに火をつけた。
そう、まさかそんな事になるとは思ってなかったんだ。
ちょっと立ち寄っただけだったんだ。
なんならすぐ立ち去ってもよかったんだ。
まさかまさか、、、
ここから1時間説明を聞くことになるなんて。
まじで1時間_(:3 」∠)_ なんなら1時間超。たぶん珍スポット滞在時間歴代1位。
ただ誤解しないで欲しい。
店主と話さなければここはC級スポットで終わるはずだったんだ。私のような素人には説明してもらわないと分からないことがたくさんあるのである。
野ざらしに並べられている珍品はどれももう二度と手に入らないようなお宝だったのである!!価値があるかはわかんねぇ
抜粋して紹介していこう。
①数百万円の銅版画
野ざらしにして大丈夫なの?と聞いても気にすんなという店主。
私は気にしないよ?
なんでもお客さんは埃被ってたり雑に扱っている方が雰囲気でて喜ばれるんだとか。ほんまかいなと思いながら銅版画より隣の生首に眼がいってました。
盗まれないの?と思いますが案外きっちり防犯対策してます。
②イベントの餅つき用の臼
これは高価なもの!って訳ではないのですが個人的になるほどと思ったので紹介。ホテルや旅館等の方が買いに来るんだそうです。普通の臼は底がもっと深いものですがイベント用に使う臼は遠くからでもお餅が見えるように底が浅く作られているんだとか。
衛生的にどうなの?と思ったりしますがこれはちゃんと(?)ビニールにくるまれてました。
③水車の歯車
誰が買うの?と私。そば屋さんとか個人の飲食店やでと店主。
今いる会社の仕事をしているだけでは分からない世の中のニーズってものがあるんですね。お値段はぼちぼちしてた気がします。
雨には気を付けているようです。
次は何が出てくるんだ・・・?
④珊瑚
ぅわっしょいっ!珊瑚出てきたよ。これ宝石系のやつじゃね?今はもう獲っちゃダメなんだよなぁきっと。週1で催される古市で見つけてきたようです。これ自体はそこまで価値があるものでもないようでしたがこんなにきれいな珊瑚初めて見ました。
ちょっと欲しかったりする
他にも外にビニールで保全されているという名の野ざらしで江戸時代のなんちゃらとかあります。何かもう凄すぎてわかんないけどもうちょっときれいにしたらどうかなって思います。
うって変わって店内ものぞかせてもらいました。
たぶん店内の方がカオスで面白いと思うのですがもう狭すぎて入れません。笑
私の身長はざっくり175cmくらい。そんなに大柄でもないですがいやもう狭すぎなのだよ
写真撮らせてもらったやつだけちょこっと紹介。
昔懐かしのピンク電話。黒じゃなくてピンク。なんとまだ使えます。
伝える気0ですがこれは日本初の計算機。
これはベビーミッキー
おっちゃんはどんどん奥に潜っていく。
どこに座る空間があるんだ?
おそらく外から見た間取り的に奥に部屋があるんでしょうね。僕は入り口でおなかいっぱいなのですぐ脱出しました。
熱心に話聞いてたら最後にゆずいただきました。庭で採れたものだそうです。
これはすごい嬉しかった!いい匂いがします。
まだまだ紹介しきれないくらいいっぱいのお宝があるのでノスタルジー感じるものに興味のある方はぜひ行ってみよう。店主もメディアが来た時の準備なぜかしっかり準備しているようです。有名になりたい!というよりかは自分のお宝をもっと見てって感じ。
骨董に懸ける純粋なる愛、まさに火の如し!
茶化してますけど普通に話が面白くて気づいてたら1時間経ってた感じです。
訪問する際は時間に余裕持っていこう。\(^o^)/
●骨董 風林火山
営業時間:10:00~17:00
定休日:日曜日