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2018年2月24日
→那覇空港
→チビチリガマ(車:50分)
→さしみ亭(車:1時間)
→古宇利島(車:40分)
→辺野古(車:50分)
→那覇空港(車:1時間)
〇移動手段:車
〇費用:
ニコニコレンタカー(ガソリン込み)7,000円、さしみ亭1,600円くらい、合計で約8,600円
※出張ついでに行ったので飛行機代とか度外視してます。
〇個性:★★★★★ 百以上の人生が閉じた場所
〇考えさせられる度:★★★★★ 過去の責任より未来の希望と個人的には思う。
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沖縄出張なんてする日が来ると思いませんでしたが、来てしまったのでありがたく経費で沖縄に行ってきました。小学校の時に行ったので人生2回目の沖縄上陸です。
金曜日に沖縄で仕事なんて僥倖だよ僥倖。
まぁ・・
仕事まみれなので1日だけですけどね!
観光したのがねっ
旅する社畜だからねっ
本当はもっと絶景なところ行けばいいんですが次いつ行けるかわからないので日本人として自分の目で見なければと勝手に思っていたところ優先的に行ってきました。
早朝の晴れた沖縄はとても気持いいなぁ
小学校の時は南部のひめゆりの塔行ったので今回は北の方へ行きたいと思います。
まずはチビチリガマへ。
ガマとは沖縄の言葉で洞窟のこと。昨年9月に地元の少年たちによって荒らされたことでかなり有名になったのでご存知の方も多いはず。
終戦間際の1945年4月とうとう上陸してきたアメリカ軍から逃れるために地元の住民の方が逃げ込み、最終的に集団自決という最悪の事態が起きた場所です。
ぶっちゃけもはや当時の方がどんな恐怖の中で亡くなっていったかとかその判断が正しかったのかとか何も分かりません。ただ素直に直感で感じられるものを感じてこようと思います。
早朝なので誰もいません。
那覇市内から車で小一時間。サトウキビ畑の広がる景色のわきに入っていったところにチビチリガマはあります。”観光地”ではないので当然ながら看板もなく入口もひっそりとしています。
これが入口。
たぶんニュースに出なかったら沖縄の人以外に知られることはなかったんだろうなぁ・・
階段を下りた先は大きなガジュマルの木がいくつかあります。
本土では見られない景色なのですごい異世界感がありますね。
周りに人が居なかったこともありますがしーんと辺りが静まり返って白鹿権現に行った時と同じ感覚を覚えました。音は聞こえるんですけどガラス越しに聞こえるような、その場の空間が切り取られた感じ。分かるかな?語彙力が、、
ちなみに何体かあるこの像はチビチリガマを荒らした少年達が作成したそうです。
"チビチリガマ"は階段を下りて左手にあります。
千羽鶴が見えるところですね。
※立ち入り禁止です※
あまり言葉が出てこないのですが、、
百名近くの方が終焉を選んだ場所とは思えないほど小さい洞窟です。
刻々とせまるアメリカ兵の気配に怯えながら身をひそめることがどんなに恐怖だったか。想像するだけで胸が苦しくなります。
集団自決の方法も調べればすぐ出てくると思いますがよく想像しがちな手りゅう弾で・・ではなく方法も様々でパニックに陥ったであろう状況が見て取れます。
ただ、一方で同じ地域にもう一つガマがあります。名前はシムクガマ。
こちらにも同じく多数の地元の方が避難してきましたが、チビチリガマとは異なり集団自決を選ばずに捕虜となり、一命を取り留めます。
違いは一応リーダーの気質の問題だと。チビチリガマは元軍人で鬼畜米英を地で行くような人で、シムクガマの方はハワイ帰りの英語が話せる一般人。迫るアメリカ兵とコミュニケーションをとった上で降伏したそうです。
まぁ歴史は大なり小なり勝者のへ理屈が入るので本当かどうかわかりませんが。
話し合いですべて解決できるとは思いませんが前提としてのコミュニケーション・情報の重要性はよくわかる出来事だと思います。
ガマの隣にあるお堂?の中には悲惨な現場を表しているかのような光景が広がっています。
なんだろう。
感じる事が多すぎて、言葉にならなさ過ぎて辛いものがあるのですが、、
戦争はだめだ。本当にダメだ。
世界の人が分かり合えるなんて理想は信じられない自分にとって、平和を訴える人が最も凶暴な行動を起こす矛盾した世界では戦争起こさないために戦争の準備はするべきだとは思います。
ただし戦時中の日本をアジアの救世主とかやたらと持ち上げるのもどうかと思います。(こちらの方々は比較的平和的なので意見としては尊重できますけど)
過去の事は過去の事。当事者以外が過去を語ってあるべき論唱える姿はどうかと思います。
それより未来に向かって自分が何をできるか何をしたいか。
過去の苦しみ・栄光よりも、未来に向かう希望を語るとちょっとは平和が見えてくるんじゃないかと、
平成最後の年にそう思う。
時間:-
※チビチリガマへ入壕することは遺族会の意思により禁止されております。ご注意を。