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2017年5月3日:東京都23区→松栄堂→昇仙峡→山高神代桜→諏訪市
2017年5月5日:伊那市→サマンサマーサ→中田島砂丘→静岡市
2017年5月6日:静岡市→沼津水族館(バイク:1時間)→大瀬浜(バイク:1時間)→伊豆極楽苑(バイク:1時間)→東京23区
〇移動手段:バイク
〇費用:ガソリン代5,000円(4日間)、食事1,000円/回、ネットカフェ2,000円/泊、銭湯700円/回、阿智村スタービレッジ星空ツアー2,000円、沼津水族館1,600円、ビャクシン樹林100円、伊豆極楽苑800円 合計で約30,300円
〇個性:★★★★★ 日本唯一のビャクシン自然群生地!
〇一言紹介:伊豆七不思議神池をビャクシンの大樹が囲む景勝地。
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旅先で時間が余ってしまった時はGoogleMap拡大して周りにいい感じの所ないか探します。だいたい神社とか、何かの史跡が見つかるのでおすすめ。
基本的にC級スポットがわっさわさ見つかるのですがまれに心躍る場所が見つかります。この日いつも通り沼津港でぼけっとMap見てたら不思議な地形を見つけました。
この赤丸のとこ
なんだこれ
ビャクシン樹林みっけ(´∀`)イエー
ビャクシンて聞いたことあるような、ないような名前ですね。この時僕も知りませんでしたけど、ヒノキ科の針葉樹だそうです。大きくなると樹皮がねじれたような形になるのですごい異質な感じがします。
種類によっては実がお酒のジンに香り付けに使われるそうですね。宮城県~沖縄の海岸沿いに分布しているので伊豆だけの樹木というわけではありませんが自然に群生地が出来ているのはこのビャクシン樹林(大瀬浜)だけだそうです。
ビャクシン樹林も気になるけどなんか先っちょにある池も気になるということでさくっと行ってまいりました。
到着。早速だが画像左の木がビャクシンだ
僕はダイビングする時間も金もないので免許取ってないんですけど、ダイバーの中ではここはかなり有名な場所のようでたくさん人がいました。
場所的に沼津港の対岸的な場所なんですが地形がいりくんでいるので1時間位かかります。そして道がやけに狭くて険しいので車の運転自身ない方は沼津港から泳いでいってくださいまし。
えぇ、嘘です。ごめんなさい。最後にアクセス方法書いときますので車が苦手な方はバスorフェリー(夏のみ)でGoだ。
この木々の中に道があります。
超絶ここに住みたい
もうこれだけで絶景なんですけど地図にあった先っちょの不思議な地形はもう少し先。
この道を、
ずんずん進んでいくっ
この道の先にビャクシン樹林と神池(先っちょの池)がある訳ですが、全体図は空撮しないと分かりづらいのでこちらどうぞ。
いい写真撮りやがって。ドローンが欲すぃい・・
※神域のため空撮は許可必要ですので悪しからず。
あくまで伝承ですが大昔に大地震で隆起した海底と伊豆半島の間に潮の流れで土砂が運ばれて現在の地形になったと言われています。
興味深いことに神池は海までの距離20mそこそこにも関わらず完全に淡水です。
普通ここまで近いと地下で海水と混ざり合うはずですが、海水では生きられないナマズや鯉などの淡水魚が約3万匹わさわさ生息しています。
まさに海に浮いているかのような神秘的な池。神域という事で詳しい調査も入っていないのですが伊豆7不思議の一つに数えられます。
こんな感じ。直径100m、けっこう大きい。
伊豆の海ほどは綺麗でない
https://www.gnavi.co.jp/amex/article/0093/より
池の前にベンチがあるので不思議へ思いを馳せるもよし。
富士山にルーツを持つ湧水とが出ているのかなぁと思いましたが忍野八海とかと比べるとあまり澄んだ水でなかったのでどっからこの淡水が来ているのかとっても不思議です。
視点を変えて周りの木々を。
ビャクシン以外の木々もありますがやはり異質な姿のビャクシンが目に付きます。中には樹齢1,000年を超えるビャクシンも。植物でも動物でも長寿の生き物はなぜか神々しく見えて見入ってしまいますね。
恐れ多い
絶景の駿河湾バックに。渋くて素敵
1932年に天然記念物に指定されました。
約130本ものビャクシンの大樹が神池を囲むように鎮座しています。普段ぬっくらと暮らしている私でもこういう大いなる時の流れを感じさせられる場所に行くと敬虔な気持ちにさせられます。
最長老は樹齢約1500年以上。
大瀬神社の御神木として今もなお駿河湾の漁師たちの航路安全を見守ります。
樹囲約7mだそうです。
地図で面白い地形見つけた~って思っただけなのにとんでもない場所に来てしまったようだ。こういう出会いがあるから旅はやめられないんだなぁ。
樹林を抜けるとまた駿河湾にこんにちわ。
こんにちわ
野生のダイバーが現れた
思いがけないところでオブザイヤー見つけてしまいました。
ダイビングの免許取ったらもちろんですが、なくても夏は大瀬浜で泳ぎたいなぁって思います。
●ビャクシン樹林
営業時間:日の出~日没
入場料:100円
参考URL:大瀬崎(おせざき)|沼津市観光情報
☆車以外のアクセス方法:
■バス
沼津駅南口→大瀬/1日2往復
【沼津発】 6:41・16:25
【大瀬発】 8:20・ 18:02
※大瀬行きに乗れない場合、江梨行きでGo!!
■フェリー(夏季のみ)
沼津駅→沼津港行き(バス)
大瀬行きの定期船千鳥丸にて。
(運行時間は要確認。千鳥観光汽船 TEL:055-943-2221)