そこにしかない個性。それはオブザイヤー

【絶景と珍景の旅ブログ】仕事の合間に旅をして。忙しいサラリーマンに寄り添う旅人に、そんな風に私はなりたい。オブザイヤーはただの口癖です。

恐怖!牛鬼の鎮座する寺 ~根香寺~

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2018年10月13日

成田空港 → 高松空港ジェットスター:1時間半)¥6.500 伊尾木洞(車:3時間)≪車中泊

2018年10月14日

伊尾木洞  桂浜(車:1時間) → ゆず庵(車:20分)→ 遊子水ヶ浦段々畑(車:3時間) → 道後温泉(車:2時間半) ≪松山ネットカフェ≫

2018年10月15日

松山ネットカフェ → 道の駅よしうみ いきいき館(車:1時間)→ 阿伏兎観音(車:1時間) → 根香寺(車:2時間)→ 高松空港(車:40分) → 成田空港 ¥6,500

 

〇移動手段LCC、車

〇費用

ニコニコレンタカー(ガソリン込み)13,000円、ゆず庵約1,600円、高速代約5,000円、LCC往復13,000円、成田空港まで往復約3,000円、ネットカフェ1,600円/1泊、その他食事1,000円/回 合計で約43,200円

〇個性:★★★☆☆ 山の上の幽玄なお寺

〇気持ち:牛鬼にクスッ。心が静まるお寺やなぁ

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広島から岡山通って高松向かう訳ですが、時間ないので岡山素通りで高松にinしました。瀬戸大橋を爆走します。30年近く生きてきてようやく瀬戸内にかかる橋を制覇しました。

 

瀬戸大橋って橋の下に電車走ってるんですね。

電車で香川から岡山に向かったて話してた友達を完全にスルーしてましたが本当でした。ごめんよ。

 

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まだ明るいと思ってるだろう。すぐ暗くなるんだぞ

 

 

 

 

さて、突拍子もない事ですが、"牛鬼"って知ってますか?

僕は遊戯王のキャラで覚えました。

 

f:id:konsoyage:20181110164026j:plain ネットより転載

こんなやつ。ぼちぼち強かった。

 

 

ゲゲゲの鬼太郎とか日本昔話とかにも出てきますね。

 

西日本各地に伝説の残る日本の妖怪です。中には全然牛っぽくないやつもいますが百怪図鑑に描かれるこいつが一応オフィシャルな牛鬼ですかね。

 

こいつ↓

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wikipediaより転載

 

 

 

 

蜘蛛・・?

 

角が牛っぽいですね。ずっと牛って江戸時代とかに日本に入ってきて農作業手伝ってくれてた外来種って思ってたのですが日本固有種の牛がいるようでした。

 

 

(参考)

www.mirainoshitenclassic.com

 

 

 

天狗が外人の顔にそっくりなように牛鬼にもモデルになったものが存在するのかと思いましたが牛そのまんまなようです。広範囲の各地に牛鬼の話が伝えられてきた事からも人々の生活に深く関わってきた様子が見て取れます。

 

今回の旅の最終地点に選んだ高松市"根香寺"にはこの地で倒された牛鬼の伝説が残っています。ちなみに漢字の似てる根来寺は和歌山のお寺だ。注意だ。

 

 

根香寺は四国のお遍路のルートの一つ。歩いていくと結構つらい山の上にある82番札所の由緒正しきお寺です。

 

 

 

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いい雰囲気ですね。

 

平面距離だと近いんですけどそれなりに山を登るので着いた頃にはもう日が傾き始めてました。幽玄な雰囲気醸し出すいいお寺ですが逢魔が時な感じに行くと結構怖いです。

 

 

 

 

 

そして着いたら早速お出迎えしてくれます。 

 

 

 

 

 

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牛鬼だよっ

 

 

 

 

 

 

ん?

 

 

 

 

 

 

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牛鬼だじょっ

 

 

 

 

だじょーーん

 

 

 

 

 

 

なんていうか、こう・・

 

 

 

『牛鬼の銅像どこにあるんだろう』(*'ω'*)ワクワク

 

『見つかるかなぁ~~』(´∀`)ワクワク

 

 

 

 

な気持ちでてこてこ山登ってきたのに・・・

 

駐車場に着いたら結構でっかく存在主張してました。

なんでこんなにびっくり顔なんだろう

 

 

 

 

牛鬼の姿形は西日本各地で異なるのでぜひ調べてみてくださいませ。

 

影ぺろぺろして人喰う(?)和歌山のやつとか海辺の女幽霊とタッグを組んで人を襲う山陰のやつとかいますが、たぶんここ高松の牛鬼が一番ラブリーだと思います。

もしかしてらぶりーな姿をさらされる刑なのか?

 

 

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 さらしてやる

 

 

 

昔この辺で悪さをしていた牛鬼を討つように命じられれた弓の名手、山田蔵人高清という人がなかなか姿を現さない牛鬼の退治をここ根来寺に祈願して21日目に討伐したという話をもとにらぶりーな牛鬼像が建てられています。

 

非公開ですがその時に切り取られた牛鬼の角とその様子を描いた掛け軸が納められているそうです。いつか公開してほしい。

 

 

牛鬼激写しましたがこれで帰るのもあれなので境内散策していきます。

門をくぐると谷状に続く本殿への道が出迎えてくれます。

 

 

 

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門をくぐると別世界

 

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雰囲気ありますなぁ

 

 

一応ここ心霊スポットらしいですね。僕はどっちかというと幽霊とかあんまり信じてない人ですがそういううわさ話をしたくなる気持ちは分かるくらい"何かが居そう"な雰囲気は感じました。でもたぶん何もいないと思います。神様くらいじゃないですかね。

 

 

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お地蔵様

 

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境内に着くとでっかいかぼちゃがありました。

 

 

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でっかい

 

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ちゃんとお清めしましょう

 

 

しかし、

 

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菊だそうです。ごめんなさい。

なんやねんな

 

 

 

 

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大きな木があります。

 

 

 

こちらは白猴欅(はっこうけやき)と呼ばれる樹齢1600年の巨木。一時は香川県の天然記念物と指定されていたようですが枯れてしまったので1991年に切って保存されているようです。

 

 

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個人的に枯れたんだからほっといてくれと思わないでもないです。

 

 

 

 

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この辺は暗くなると怖い感じのやつですね。

 

 

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怖いやつ

 

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ここで牛鬼が描かれた手ぬぐいとか買えます。よし買うぞっ!と決意して本殿から帰ってきたらもう閉まってました。残念。

 

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お寺自体は山の上で浮世から離れた場所にあるので日が傾くころには人も少なくなり幽玄な感じで趣深い良いお寺でした。座ってぼーっとしているだけでなんか心が穏やかになる感じです。牛鬼に襲われないように注意だ。

 

 

ちなみにここには牛鬼の角の他に秘佛の千手観音の木像があるようです。

 

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なんと開放は33年に一度!なぜだ・・(・ω・`)

待ちきれない人はネットに載ってるので下記よりどうぞ。

木造千手観音立像(根香寺)|高松市

 

 

前回は2003年だったので次は2036年

 

 

 

 

あと18年かぁ~

それまでには結婚出来るかなぁ

 

 

 

 

それまで元気かどうかより覚えてられるかどうかが心配です。

 

 

 

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また来いよ

 

 

 

 

 

根香寺

住所:香川県高松市中山町1506

時間:7:00~17:00 境内は自由・・だと思う。

 

 

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