〇個性:★★★★★ 盛大なる無駄遣い!睨みを聞かせる世界一の狗。
〇一言紹介:山間の道にしれっと現れる巨大な美濃焼きです。
9月に生憎の悪天でしたが車借りてちょっと足伸ばして岐阜県まで行ってきました。
都会の雨は嫌いだけど田舎の雨は好き
人も物もあふれる世の中で手っ取り早く個性を出す方法があります。
それは極端にニッチな界隈に打って出るか物理的に存在を大きくすること。
(又は小さくすること。)
”世界一”の美濃焼き。
そう、世界一の美濃焼き。
美濃焼きって日本のものだから日本一でも世界一でせ・・
世界一の美濃焼である!!
もったいぶるものでもないので早速お見せしよう。
(世界一を求めているのはお前か?)
(世界一はこの先に控えておられる。)
刮目せよ!
扉画像に設定したけど、、、刮目せよっ!
どーー(・∀・)ーーん!!
でっけぇぇぇ!
ちょっと画像だと大きさ伝わりづらいので折り畳み傘置いてみました。
伝わるかな?
こちらの狛犬は平成2年に製造された高さ3.3m、重さ15トンもの巨大な美濃焼き。一応ギネス記録に登録されているようです。せこいとか言ってごめんなさい。
ちょうど今くらいの12/23~1/8はイルミネーションも施されるそうです。周り何もないのでそれで人が集まるのか?という疑問は一切受け付けません。
美濃焼きはこの地域の代表的な工芸品。平成元年に竹下内閣によって地方にまき散らされたふるさと創生資金を元手に世界一の美濃焼きが造られたようです。
この間違った道に突き進んじゃう感じ。たまらなく好き。
ちなみに狛犬側から見た景色がこんな感じ。
山間?のちらほら民家があるくらいのところに突如現れる感じです。もっと中心地に置けばいいのにと思いますがその理由は後ほど。
ちょっと遠めに見るとこんな感じ。
隠しきれない存在感。美濃焼きの狛犬はこれだけじゃなく、他にもわさわさといます。
世界一の狛犬の足元にも・・・
ここね
わっちゃわちゃ。なんか楽しそう。
神社に続く道にも・・・
わっさわさ
たぶんこれは狛豚
まごう事なき狛豚
きょとん顔のシーサー (?)
地元の子供たちの作品なんだろうか。
たくさんの個性豊かな狛犬たちが盛大なる”?”を与えてくれます。
美濃焼きはご存じのように焼成することで完成する焼きものですがここまで大きい狛犬をどうやって焼いたのか?どうやって運んだのかとても気になりますよね。
答えは簡単。
ここで焼いたのです。
だから周りに何もないところに置かれているのです。
街の中心地で焼成するわけにはいきませんものね。
後ろから見ると窯の痕がまだ残ってます。
ケツ of 狛犬
すぐ隣で制作過程が写真付きで丁寧に解説されています。
制作にかかった日数は半年超(!)。焼成時間はなんと12日間。住民総出で途方もない労力をかけて作成された”世界一”なのです。
手っ取り早く世界一になろうとしたものとばかり思ってましたがしっかりと情熱と努力が注ぎ込まれ、作り上げた芸術品だったのですね。からかってすみませんでした。
すごいだろっ
イルミネーションやってなくとも夜中はライトアップしているようです。
次は夜中に行ってみたいなぁ。
2018年9月29日訪問
●世界一の美濃焼き
営業時間:ー