〇個性:★★★★★ 見た目も異形な杉の巨木!
〇一言紹介:樹齢1400年、太さが19年現在日本一の杉の巨木です。
将軍杉:幹回り19.31m 公式測定では日本最太
今更ながら巨木ってなに?って思いました。環境庁の公式サイトには確固たる定義が見当たらないですが、概ね地表から1.3mでの幹回りが3.0m以上の木を巨木と言うそうです。
興味ある人はこれ見て見て。木の測り方
↓この定義が興味深い。ぼこぼこしてる方が有利みたい。
今回訪ねた新潟県の将軍杉は幹の太さで現在日本一の巨木。樹高とかだとまた他にありますので『日本最大の杉の一つ』としましたよ。
将軍杉は新潟県の阿賀町って言う山間の町にあります。キツネの嫁入り祭りがあってお祭り界隈では全国的に有名ですね。のどかでとってもいい町です。
近くには県内最古の木造建築、薬師堂があります。すっごい歴史を感じる佇まい。この薬師堂は面白い事に過去の兵士たちの落書きが柱とか至る所に残っています。
上杉謙信の跡継ぎ争いに便乗して越後に侵攻したけどボッコボコにされた会津の将兵たちが、『上杉家ぱねっす』って落書きしてるのがわろえます。(内容は適当です。)
いかにも地場の神様がいるって感じの神社もあるよ
さて、将軍杉は薬師堂から少し離れた場所に。
これが入口。すっごいダンジョン感溢れる入口。
大杉の周りに子分小杉たちが集まっているのでしょうか。陽の光が当たらないくらい生い茂っています。花粉症の時期に入ったらまじで内部は毒霧状態でしょう。時期は選んで行くべし。
お・・?
おぉ
おぉぉぉ
でっけー\(^o^)/
ちょっと思ってたのと違うけど杉の左隣の写真撮ってる女性と比べると大きさ伝わるかな?
真ん中の主幹は台風で折れてしまったみたいですけどいくつにも枝分かれした幹がぐんぐん伸びて樹齢1400年超ながらもまだまだ元気!
周りには歩行者用の通路が整備されて、気の周りにはウッドチップが敷かれています。天然記念物として大事に今も管理されている様子が見て取れますね。
私もこの看板見るまで、『でっかいから”将軍”杉なんだな』って思ってましたが実際のところはこの地で亡くなった鎮守府(※)将軍の平氏にちなんで名づけられたそうです。
※平家全盛期での武門の最高栄誉職。陸奥国って書いてると青森?ってなりますけどこの時代は今の福島県くらいまで陸奥国だったらしいよ。
この日はGW終盤でしたがキツネの嫁入り祭りの日という事もあってぼちぼち観光客がいました。外国の方も居たのがびっくり。これぞクールジャパン!←
見れば見るほどに異形。じっと見つめていられますね。
ちなみに単体の幹だと将軍杉よりも太い杉の木を私は数本知っています。
将軍杉は冒頭にあった ↓ の測定方法で現在日本一の(太さ)の杉の木ですね。
この場合公式的にはA+B+Cが幹の太さになる。
なので『日本一 杉』みたいな検索すると縄文杉(鹿児島県)とか杉の大杉(高知県)も出てきます。ま、いろんな見方が出来るって感じですね。
この形の杉の木は個人的には初めて見たのでこういう日本一もありかなって思います。
誰か読める人解読して
高知県の杉の大杉は樹齢3000年だそうですので将軍杉(1400年)もあと1000年くらいしたらさらにでっかくなってそうですね。まだ成長してるみたいです。
来世も再来世も見に来るよ。またなっ
2019年5月3日訪問
●将軍杉
時間:-
料金:-
駐車場:有(狭い)