〇個性:★★★★★ まるで生き物のような最上川!
〇一言紹介:眼下に広がる最上川と左沢の街並みを愛でる場所です。
日本一の公園があると聞いて行かずにいられるだろうか。(いや、いられない。)
何が日本一?
わからないけどとりあえず日本一、
それが山形県の左沢(あてらさわ)という町にある楯山公園。
(参考)
歴史マニアしか絶対知らないであろう地元の豪族、大江氏の左沢楯山城跡地にあるこの公園は、遠くは蔵王の山々、眼下には最上川のうねりを収められる日本屈指の絶景スポットなのだ。
日本一なんて堂々と名乗っているから初めは珍スポットか?お?おっ?って思っていた私はおバカさんでした。
朝5時半くらいに眠たい目をこすりながら向かいます。
ちょっとした山道を通りますが道がきれいに整備されていて気持ちよく走れます。途中で一つだけ駐車場が出てきますのでそこに止めて向かいましょう。
公園すぐ手前にも止めるスペースあった気がしますがあくまで思いやりスペースです。(車いすの方とか用)
あんまりそんな感じしませんがこのあたり一帯は城跡です。
のぼりでも日本一を謳います。
果たしてどんな景色なのか。
そして何が日本一なのか。
周りにはちびっこが集うキャンプ場があるようです。
こういう公園が家のすぐ近くにあるといいですね。
さて見えてきました。
公園・・というか展望台って感じ。あずま屋(壁のない柱だけの小屋)とベンチがきれいに整備されています。
早朝だと人がいなくていいですね。
まだこのタイミングまでは正直あんまり期待してませんでした。
町並みが見えてきました。
このあたりでなんか心がざわついてきました。
誰だ珍スポットなんて言ったのは。←
こういう予期しない出会いがあるから旅はやめられない。
楯山公園から見る最上川は極上の絶景でした。
・・・はぁ
漏れるため息。
何回も撮っちゃいますね。
美しい。
最上川ってとても大きな川です。
あと場所によっては日本三大急流とも呼ばれるくらい自然の力を感じられる川。
大きな川が大きくうねり曲がってるところをここまできれいにみられるスポットってあんまりないですよね。私も楯山公園以外パッと出てきません。
(参考)
ほんのりかかった雲に、力強い緑色の木々、大きな力を想像させられる曲がりくねった最上川。春になるとあたり一帯桜が咲いて、冬には雪景色が広がるようです。
調和のとれた里山の光景をうまく言い表す言葉は残念ながら私には備わってないのですが、なんか日本で生まれてよかったなって心に染みわたる景色です。
かつて先人はこういったそうです。
ここは日本一の絶景だと。
個人的にこの景色はぜひ直に見て欲しい。
私は当然事前にネットで見た上で訪れているわけですがそれでも『あぁ綺麗な景色だね』くらいにしか思ってませんでした。←
でも自然の雄大さは視覚以外からも感じられる情報があるので六感までフルに開放して楽しんで欲しいなって思います。画像だけじゃ伝わらん。
この近くに住んでたら土日のたびにここでご飯食べちゃいますね。
誰もいないから幸せの鐘ガンガン鳴らしときました。
この時初めて知ったんですが最上川で歌われる舟唄は世界三大舟唄だそうです。これも明確な基準ないやつですが。(他はドイツのホフマンの舟唄とロシア民謡のボルガの舟唄)
渓流下りしてる時に聞く舟唄って景色に集中してても心に染みてくるので結構で好きです。眼を瞑っててもほんのり情景浮かんでくるので時間あるときにでも聞いてみてくださいまし。
かつて西行が茨城県の袋田の滝を見て『この滝は四季それぞれに来て見ないとそのすべてを味わったことにはならん』と言ったそうですが、
ここ楯山公園からの最上川の景色もまた同じく四季それぞれに来ないとその良さを味わいつくせませんね。なんなら朝昼夕暮れの時間帯も。
あと11回来るまではまだ私もビギナーのようです。
(春・夏・秋・冬×朝・昼・夕暮れ)
2020年9月22日訪問
●楯山公園
営業時間:-
駐車場:有(狭い)
参考URL:楯山公園(日本一公園/左沢楯山城史跡公園)|観光スポット|やまがたへの旅 - 山形県の公式観光・旅行情報サイト