●推奨季節:
中秋~仲冬
※汗だくになります。
●ここがおススメ!:
無慈悲に続く急傾斜の石段!
●類似スポット:
●楽しみ方:
見る(景観)、体験する(登山)
日本一の石段とは?
合計3333段!1,200年の歴史を誇る頂上の釈迦院の表参道として昭和63年に完成された日本で一番段数のある石段。地元の美里町が町おこしのシンボルづくりとして建設されたもので、毎年11月にはアタック・ザ・日本一というイベントが開かれます。
けっこうな山深くにある日本一の石段。孤独なチャレンジになるかと思いきや、思いの外たくさんのチャレンジャーがいました。
3,333段あるという事で現時点で日本1段数がある石段、ちなみに2位は山形県羽黒山の2,446段。こちらも私途中まで登りましたが、結論から言うと傾斜と1段ごとの高さ的に圧倒的に上りたくない石段ベスト1、ぶっちぎりの優勝は釈迦院御坂遊歩道です。
心臓破りの坂・・と思いきや300段もないんですねあれ・・
3,333段という数字がパワーワード過ぎて全然イメージわ湧かねぇ
階段入り口でめっちゃ脅される
1,670段以降で倒れたら・・死ぬ・・・!!
ま、行くしかねぇな。
春先に私このスタイルで登りましたけど、先に行っておくと秋冬でも短パンの方がいいです。まじで。
寒い?うっせぇ、暑くなるんだよ。←
※汗で降りたら冷えるので上着は持っておきましょう。
早速この傾斜。体力ない人は見えている部分の階段上るだけでぜぇぜぇいうと思います。引き返すなら今・・
N・T・T
百段毎に知らせてくれる石柱があります。四百段くらいまでは割とあっさり進みますよ。
終わらない傾斜。千段に近づこうとする辺りから心臓が警告してきます。
引き・・返・せ・・・
もう・・帰ろ・・・?
肺が訴えてくるようです。
ぅおっしゃーーー平坦な道キタァァァ(・∀・)!!!
足歓喜。
うっすら気づいてましたが私の足はあほのようです。
この足だけ前に進む現象に名前を付けたい。
足も限界迎えてきた時にはもうすでに引き返す気も失せるほど進んでしまっていた。。
1,700段目あたりが最後のトイレです。
出すものより入れるもの持って来ればよかた・・・
これからチャレンジする諸君は飲み物忘れないようにね。。
まだまだ、まだまだ、まだまだ続きます。半分行った時の疲労感が半端なさ過ぎて『あと半分・・』とは微塵にも思いませんでした。
うん、元気出たよ。ありがとう。
何セットあるんや・・と思いきや、
ボーナスステージきたぁぁぁぁぁ!!!!
(足)
これも1段だよね?ね?ね?
ラクショーだぜぇぇ
(∩´∀`)∩
(足)
あぁぁあぁ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!
(足)
ラクショーとか言ってごめんなさいごめんなさい
(足)
この足が情緒不安定になる現象に名前を付けたい。
二千段も半ばを迎えるころにはだいたい無心です。
人は生死の境に近づくにつれて集中力が増します。
・・・?!
2,447段目の石柱が赤い・・!?
中途半端な数だし、もしかして終わった・・・のか・・?
俺たちは・・報われたのか・・?
(心臓、肺)
ふははは、ラクショーだぜぇ!!!
(足)
いや・・まだあるな・・・
ふぇぇぇぇ・・
(心臓、肺、足、おれ)
あの赤い石柱はインド産の御影石だって。
インドが心の底から憎くなりました。
もう少しで三千段・・・
初めの四百段と明らかに異なる四百段。
しかし、ただやるべき事をやる。それだけ。足はもう話さない。
はっ・・・・
はわわわわわわ・・・・
頂ッ上ッだぁぁ!!!
白龍がごとき石段!
めっちゃ逆光やけどやり遂げたよ!!
(足はもう話さない)
ん?
( Д ) ゜ ゜ポンッ
(つд⊂)ゴシゴシ
( Д ) ⊙ ⊙
・・・ギブ、、
釈迦院は特に目指してなかったのでここで引き返すことにします・・(笑)
これから登る方にはなんだか申し訳ない気もしますが、釈迦院御坂遊歩道はあくまで釈迦院までの表参道なので登り切っても何もありません。笑
すっごい絶景が広がる・・という事も特にありません。
白龍がごとき3,333段を登りきる満足感。
それだけ。
ちなみに登山経験者はよくわかると思いますがこういう類の場所は下りの方がしんどいのでお気をつけてね。
足がプルプルし出すので階段踏み外しやすいです。
駐車場付近にこういう看板立ってるんですが、一番回数多く登った人で7,600回以上登ってるそうです。毎日登ったとして20年以上・・
3回から看板に載れるみたいです。熊本県在住の方はぜひチャレンジあれ。
ちなみに衰え切ったとはいえ、高校までバリバリのスポーツマンだった私(アラサー♂)の足で頂上まで約50分でした。
2021年5月5日訪問
●日本一の石段(釈迦院御坂遊歩道)
営業時間:-
料金:駐車場代300円
駐車場:有