〇個性:★★★☆☆ いつ崩れてもおかしくないどっきどきの観音堂!
バイクで初上陸。福島は会津若松へ。
日本全国に観音巡りをする場所がありますがここ会津にも三十三の観音巡りする場所があって日本遺産に指定されています。
※小ネタ/観音は観音菩薩。仏教の神様は大きく如来・菩薩・明王・天部(七福神とか)・その他(閻魔とか)に役割別に分かれています。上下関係はない感じで観音菩薩の像を保管している場所が観音堂です。
会津三十三観音巡りの第二十一番札所、左下り観音(堂)は絶景・珍景・廃墟ハンター誰もが楽しめる場所。鎌倉初期に造られたそうで当初は修験道の修行で山に入る前に一時的に籠る場所だったそうです。
砂利道バイク滑るからこういう舗装とっても助かるぅ
町から少し外れた山の中腹にありますので車かバイクが必要ですね。新緑か紅葉の季節に行ったら道中も楽しめそうです。(写真はGW中)
途中に駐車場出てくるのでそちらに停めて後はこんな感じの道をひたすら歩きます。10分くらいで着いたような?気がしますよ。がんばろう。
ハイキングだな
そんなに早く着くとは分からず歩いているので、『このまま1時間歩いたらどうしよう・・』って思い始めたあたりに、
ややゃっ!
廃墟見っけ
着いたぜ!
でっけーー(*‘∀‘)
写真で見るより実物の方が1.5倍は大きく感じます。
清水寺を彷彿とする見事な佇まい。
背面の岩を切り崩して造られたきれいな三層閣(≒三階建て)、高さは約15mくらい。色味のせいで2倍増しに廃墟に見えますが、とてもきれいな状態で残っていますよ。
創建時のことは不明ですが、延文3年(1358)には芦名家の家臣富田将監祐義より修復されたとの事です。一説には830年に弘法大師が開山したとも。崖背面にぴったりと付けた懸け造りという世界的にも珍しい建築方法で作られています。
実際に観音堂内は入ることが出来るので早速行ってみよう。
観音堂へと続く道。
1階から登っていくのではなく3階から順に降りていくスタイルです。
振り返ると会津盆地が広がります。
バイクで来ると分かりづらいですが結構山の上まで登ってきたようです。
こういうの石の上に乗ってるだけやん!ってぞわぞわするから好き
岩場を切り開いた感
着いた!ちらほらっと桜咲いてました。
満開ならまた違う美しさがありそうな場所ですね。春夏秋冬で顔が変わる場所は良き場所です。
では観音堂を巡ってみたいとオモぅ!
コワレマセンヨネ‥(´・ω・)?
上がる前にまず目に入るのはこの注意書きですね。
しっかりと作られたとはいえやはり年代物の建物。動画貼っておきますが回廊の手すりはほんまにすぐ壊れそうなので絶対に回廊には出ないように注意だ。
鎖よ
↓手すりがぐっらぐら
※回廊には出ずに安定した場所から手を伸ばしてます。
回廊でたら本当に落下する可能性あるので絶対に出ないようにしてください。
絶景絶景。こうなると桜満開の時にも来たくなるってもんですね。
堂内をぱしゃり
岩に沿って綺麗に切り取られた廊下。
胎内くぐりか?
ほぉ
廊下の突き当りに洞窟があって石像が祀られています。こちらは無頸観音(くびなしかんのん)といい、930年ごろに越後から逃げてきた者の身代わりとなった観音様。隠れていた観音堂で追手に捕まってしまい首を切られたものの持ち帰った頸が観音像であったという伝承を元に秘仏として安置されています。
その昔、観音像の首は御利益があるやらなんたらで全国的に盗難にあっているのでその一つなんだろうなって思いました。
この洞窟は建物をぐるっと回る感じで奥まで続きます。
おっ出口・・
出口から観音堂内に戻れるかなぁって思いましたけどジャンプして落ちたらえらい事になるので大人らしく辞めておきました。
ぐるっと一回りしたら下の階にも降りてみましょう。
階段がちゃんとあるので踏み外さないようにそーっとね。
幾分か高さが低くなるので下の階の方が安心して散策出来ますね。
左下り観音堂には小さな三寸の柱があるそうでこれを見つけると幸福が訪れるそうです。下の階に特に何かあるわけではないのでせっかくなので探してきました。
まぁ、、
どれを指して柱って言ってるのか分からないので途中で飽きましたけどね。
そんなもん見つけなくったって幸せなのだ。
見つからなかったわけじゃないぞ(´;ω;`)
夜間でも見学自由ですが落下しても周囲に人がいないので明るいうちに行った方がいいかな。
参道で急に現れる瞬間から会津盆地の絶景を見るまでぜひ左下り観音の魅力を味わって欲しいなって思います。
2019年5月3日訪問
●左下り観音堂
時間:-(夜は危ないですよ)