〇個性:★★★★☆ ロッキー、チロルに並ぶ世界三大奇勝!
〇一言紹介:下から上から眺められる自然の営みが創った景勝地です。
いつぞや鬼押出し園行った時に知った世界三大奇勝という言葉。
公式的な単語ではないらしいので確固たる3大奇勝はないそうですが、イタリアのチロルとアメリカのロッキーに加えて阿波の土柱が数えられることが多いそうです。
世界三大ものが四国にあったなんて・・
近くに生まれ育ちながら全然知らなかったので訪問してきました。
初めはけっこうな山の中にあるのかなぁって思って登山も覚悟していましたが町からそんなに離れている訳でもない絶妙な場所にありました。
土柱まで歩いて5分くらいの場所に駐車場も完備されているので訪れやすい奇勝ですね。
お話するのも非常に愚かなことでございますが、、、
土柱訪問時カメラの電池が切れかかっていて起動するのをためらいながら撮影していました。_(:3 」∠)_
画像ないですが、土柱周りは(昔は繁盛したであろう)観光地になっており、土柱ランドや土柱パラダイス(たぶん喫茶店)などノスタルジストにはたまらない感じでしたよ。
開いてるのか閉まってるのかよくわからなかったのでちきんな私は入りませんでしたけどね。
・・・ちゃんと充電していこ。。
さて土柱までは案内板も整備されていて迷うことなくたどり着けます。
5分ほど歩くと・・・
はい、これが土柱。
そう、これが土柱。
ちょっとした展望台にのって、はい土柱。
青空と共にレッツ土柱。
うーん、なんやろ。
写真の方が迫力ある景色初めて見たな。笑
そもそも土柱とは・・
土柱(earth pillar、hoodoo)
礫(小石)や砂で形成される地層が風雨で浸食されて柱上になったもの。層の頂部が浸食されづらい強い層であるためその部分が削られる(浸食)事無くその場に残ったもの。
この辺りは100万年ほど前までは吉野川の川底だったようですね。川の流れで運ばれた礫や砂が堆積してできた地層が地殻変動で押し上げられ、それが風雨で浸食され長い時間をかけて出来上がった景観だそうです。
確かにすぐ隣に吉野川流れてましたね。
遠目で見ているからか、絶景?と何ともいえない景色に個人的には感じてしまいました。
近寄ってみたら迫力あるかも!
って思いましたが阿波の土柱は今もなお浸食が続いているので接近禁止です。故意の力が加わる事でその景観そのものがなくなってしまうかもしれないもろい景色なんですね。
ずーむ
さて、この土柱の迫力を味わう方法(≒近づく方法)が実はあります。
中途半端な感想で終わるものはそもそも記事にしないぜ?(; ・`д・´)
それはここに立つ事です。
赤丸に立てるよ。
何言ってるんだって?笑
いや、私もそんなつもりなかったのよ。
ぼちぼちな絶景やな~ってお散歩モードに入ったら山頂こっちって看板あったから登ってみるかぁくらいの気持ちで歩いてたの。
こんな道を延々とね。
15分くらいの登山だったかな。
けっこう急な道やん。って思って道が開けたらこんな感じよ。
おっ・・
これって、、
土柱の上やん。笑
土柱の上来てもた!!笑
これ落ちたらほんまにしゃれにならん事になる上に、もともと砂礫で出来た地層なんでぼろぼろ足元崩れて崖下へ誘われるあかん奴や!
下から近づくのはあかんけど、上から見下ろすのはええんやね。
どこから来る感情か分かりませんが、すっごいニヤニヤして来てしまいましたね。
見下ろしてもええけど死んでも知らんで( ・ิω・ิ)?
実にパンクな絶景ですね。
日本の観光地は過保護すぎると日頃思う私はよくやった土柱!と心の中でガッツポーズです。
土柱頂上からは阿波の町が見渡せますよ。
すぐ裏手は山です。
夜中にはライトアップされるのでまた違う顔になって良きですね。でも夜中に上ると気付いたときには落下しかねないので登るなら日中を超絶お勧めします。
ちなみに裏方から登る道もあって道路脇にはかつて(たぶん)宿泊施設であったであろう廃墟が鎮座します。土柱だけでよくもまぁ宿泊施設まで作ったなぁってバブル時代のいけいけ感に想いを馳せておきました。
土柱はこの辺り一帯に何個か分布しているようです。
今回私が見たのは波涛嶽っていう一番大きなものです。他にも橘嶽、延嶽、不老嶽、燈篭嶽と4か所あるようですのでぜひ探してみてください。
しかし、、
このスリル病みつきやわ。笑
こんな事しているうちに滑り落ちそうなので近くに住んでいる時に知らなくて本当に良かったなって思いました。
ちょっと怖いですけど正面から見るよりも上から見た方が何倍も絶景なのでぜひ頂上の安全地帯から眺めてくださいませ。
2020年1月5日訪問
●阿波の土柱
時間:-
参考URL:天下の奇勝「阿波の土柱」 | 阿波市