〇個性:★★★★☆ 浦島太郎は実は神様!?
〇一言紹介:長崎鼻にある乙姫様を祀る縁結びの神社です。
長崎鼻の根元には実に映える観光地系の新興神社があります。
その名も龍宮神社。特徴は何と言っても竜宮城とモチーフとした南国情緒あふれる個性的な創り。昔絵本で見た竜宮城のそれが朱と白基調の社殿に再現されています。
(竜宮城と龍宮神社、りゅうの感じが異なりますがどう使い分けてるかは不明です。)
黄色矢印の方に向かったら長崎鼻、赤矢印が龍宮神社ですね。
先に長崎鼻の先っぽまで行ったわけですがもう横目でちらちら見えてました。
そう、こんな感じ。
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でんっ
映える。
実に映える。
絶景である。
色的に神社な気がしますけど、もろ竜宮城ですね。辺りに植えられたハイビスカスがなんともあざとい感じ。でも綺麗から許す。信仰とかいったん横に置いてただただ建築物として美しい神社です。
新興神社と紹介したのは龍宮神社の社が出来たのが2013年だから。訪問時でまだ10年も経ってないのです。
海風にさらされる立地なのにやけにきれいだなぁと思ったら塗り直されたわけでなくまだ歴史が浅いからのようでした。_(:3 」∠)_
社殿を背に立つとどこまでも続いてそうな東シナ海の水平線が見えます。晴れた日の青空とキリっとした朱色のコラボレーションは旅の始まり感がしてわくわくしますね。
このアングル好き
なぜここに龍宮神社が出来たのかというと話は神話の方へと移ります。
昔々、山幸彦が兄である海幸彦の釣り針を失くしてしまい、釣り針を探す旅に出ます。旅の中で豊玉姫という美女と出会い、山幸彦の神々しい存在感に惹かれた姫の求婚を受け、山幸彦は海の宮で楽しく暮らします。(山幸彦は天照大御神の子孫)
やがて本来の目的を思い出した山幸彦は姫の父である海神の力を借りて釣り針をGET。ついに元居た地上へと舞い戻ります。・・・続く。
勘のいい地元民は気付きます。
山幸彦は浦島太郎じゃなかろうか?
・・。
そう言えばこの海岸でウミガメが産卵するぞ。
そうだ!
浦島太郎、もとい山幸彦はここ長崎鼻から竜宮城へ旅立ったんだ!!!
エウレーカ
ま、真意はさておき龍宮神社が出来た流れはたぶんこんな感じ。
ちなみに山幸彦が浦島太郎とすると日本国の初代天皇である神武天皇はその孫です。_(:3 」∠)_
神様の子を海で産むわけにいかないと豊玉姫が地上に上がりお産をした場所が宮崎県の鵜戸神宮ですね。
この神話でいうと竜宮城、実は琉球(=沖縄)じゃないかともいわれてます。もとは違う国とされていた琉球のお姫様が大和の国の神様と結婚して、その子孫が天皇として日本国を創る。
なんともロマンに溢れるお話ですね。
さてこの龍宮神社、見た目が独特ならお願い事の仕方も個性的。
二拝二拍手一礼するところは(たぶん)同じですが、神社でよくある絵馬の代わりに貝殻にお願い事を書いて奉納します。
手水舎で手を清めてから祈祷料で100円を入れて新しい貝殻をGET。
貝殻に願い声を書いたらそばにある壺に上向きで入れ、本殿で鈴を鳴らしお参りします。
この矢印のところに入れる。
変態レンジャー参上っ
上向きにして入れるからもろ見えです。あと4日早く訪れていたら変態レンジャーと出会っていたかと思うと恐ろしいです。
最終的には隣にある貝塚?でお祈り事を書いた貝殻は永久に保管されるそうですよ。
たぶん近々保管しきれなくなって海に還るんだろうなと思います。
さてと、
神頼みはあんまりしない人なのでとりあえず今後の抱負を書こうかな。
来年も良き個性(旅オブザイヤー)を探し回るぜ。
たぶん絶対見つからないと思いますけど龍宮神社行った折にはオブザイヤー貝殻探してくださいませ。
2019年10月18日訪問
●龍宮神社
住所:鹿児島県指宿市山川岡児ケ水1578-8
時間:-