〇個性:★★★★★ 突如現る豪華春蘭な神社!
〇一言紹介:台湾の宮大工が造った道教の神社です。
台湾が埼玉にあるってよ。
🏍=3=3
埼玉は坂戸市までやってまいりました。東京中心部から約1時間半ですね。関東近郊とは言え田畑が広がる素敵な田園地域ですがこの地に台湾宮大工の方が15年ほどかけて作られた神社があります。
その姿はまさに豪華春蘭!田畑走っていると唐突に現れるのまぁまぁビビります。
豪華春蘭っ!
奥へと続く煌びやかな建物
神社と言いましたがもちろん神道ではなく中国の三教の一つ『道教』の神社です。
教祖様がいるわけではなく自然発生的に始まった道教は多神教であり、日本の神道に遠からず影響を及ぼしているとされる宗教ですね。
ここ聖天宮は台湾の貿易商人、康國典 氏が神様のお告げを下に作り上げた神社。大病を患った氏が道教の最高神である三清道祖に回復祈願を続けたところ奇跡的に全快。感謝の気持ちをもとにお宮を建てる場所を探していたところ埼玉の坂戸市を神より言い渡されたそうです。
なんとも深いようなそうでないような・・
ちなみに氏は日本とは縁もゆかりもなかったそうです。
日本を選んでくれてありがとう神様。
どこ見ても豪華
白目をむいた狛犬?がお出迎え
入口で入場料500円を支払って向かいます。
宗教施設なのでひやかしに入っていいのかドキドキしますが故 康國典 氏の意向で幅広い人々に訪れて欲しいとの事です。
係りの人も結構フレンドリーに接してくれるのでまずは楽しむ気持ちを胸にinしましょう。(゚∀゚)
誰もいやしねぇ
何かを凝視する像
同じ顔した神様たち
順路通り進んでいくとまずは道教式のおみくじに遭遇。
日本のおみくじと異なり引いて終わりではありません。引いた後は陽と陰からなる神杯(シンプエー)と呼ばれるものに念を込めて床に落っことします。
初めは陽と陽に合わせて引いた数を想いながら念じます。
陰・陰:やり直し!
陽・陽:もっかい落っことします。
陰・陽:おみくじ文が入っている引き出しを開けます。
これがなかなか陰と陽になりません。笑
通算7回くらい落っことしたかな。神杯が壊れないか心配でしたがそれよりもこのルールを知らない誰か来たら怒られなかと心臓バックバクで杯を落とし続けました。
やっと出た・・涙
柿ピー思い浮かべた人は素直に謝ってください。←
ちなみに運勢は小吉でした。
案外書いていることは日本の神社のおみくじとおんなじです。
目の前には本殿が。
本殿の前には細やかな作りで出来た石の龍が。ちなみにこの神社全体で龍が5,000頭潜んでおり、五千頭の龍が昇る聖天宮というのが正式名称です。
爪の数は龍の強さを示しており、5本の爪がある龍は最強です。日光東照宮の鳴き龍は当時の明王朝に遠慮して3本爪なんだそうな。
本殿内部も豪華春蘭!
多神教なので色んな神様の象が立っています。神道と異なるのは神様がその姿を現しているところでしょうか。神道の場合は依り代(樹木とか柱とか)に神様が依りつきますね。
この天井は一切のくぎを使わず、組み込みだけで出来ているそうです。
そりゃ15年もかかるよなぁ。台湾からわざわざ遠い日本までやってきて頑張った宮大工さんに想いを生えておきましょう。
この神様がお気に入り
順路通り進むと休憩室が。
なんと
建物に登れるそうです。
建物上部の精巧な孔雀や龍が目の前で見られますよ。本当にどこ見ても精巧な作りで逆に15年でよく作り上げたなぁって思います。
たぶんここが日本にある道教の施設で最大だろうなぁ
最後に怪しげな台湾食品買って帰ろうか悩みましたが反応に困るものが出るとやなので次友達と来て買ってやろうと思います。
住所:埼玉県坂戸市塚越51−1
営業時間:10:00~16:00
休業日:年中無休
参考URL:五千頭の龍が昇る聖天宮 | 公式ホームページ