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2019年7月12日:
宮崎空港→青島神社(車:30分)→鵜戸神宮(車:30分)→都井岬(車:1時間半)→鹿屋市
2019年7月13日:
鹿屋市→坂元醸造所黒酢情報館(車:1時間)→長命ヘルシン醸造所(車:30分)→戦史館(車:5分)→溝の口洞穴(車:1時間)→関之尾滝(車:10分)→宮崎市(車:1時間)
2019年7月14日:
〇移動手段:レンタカー
〇費用:レンタカー代9,760円、食事1,000円/回×8、ガソリン代約5,000円、都井岬入場料500円、都井岬ビジターセンター310円、戦史館500円、ネットカフェ2泊約4,000円 合計で約28,070円(+遠方の方は飛行機代)
〇個性:★★★☆☆ ごっつごつの岩肌から流れる水流が見事!
〇一言紹介:多数の甌穴並ぶ国指定の天然記念物の先にある大きな滝。
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南九州の旅も終わりが近づいてきました。
山中で県境を越え、再び宮崎県へ。溝の口洞穴のすぐ近くにある関之尾滝を ご訪問です。
雨が続く中で唯一の晴れ間を宮崎に見つけ慌てて飛んできたわけですが私の晴れパワーもこれまで。けっこうな雨が心を打ちつける天気となって参りました。
※足元悪い日に水辺に近づく事はあんまりおすすめしません。自己責任で!
比較的小雨になるのを待って早足で滝まで向かいます。
滝って正直なところありきたりな観光地なので基本的にはスルーするか時間が余った時の散歩にしか行かないのですが、
関之尾滝はトップ画にあるようにごつごつの岩肌の合間を縫うように水が豪快に流れる姿が個性的できれいだなぁって感じたので直接お目にかかりに行きました。
いらん事言うから雨になるんだな。
東洋のナイアガラっていっぱいあってよくわかんないけど個人的には関之尾滝と吹割の滝はそう呼んでもいいなって思います。
あと那智の滝は趣があって好きです。
関之尾滝の上流には関之尾甌穴群があります。甌穴とは小さな岩とかが水流でくるくる回転して川底を削って出来る丸っこい穴の事。
増水してて良く分かりませんでしたがこの一帯には数千個も甌穴があって学術的にとっても貴重な場所だそうです。
konsoyage.hatenablog.com 甌穴は愛媛の八釜の甌穴群が個人的にNo1です。
世界一だそうです。甌穴おぶざいやー
まぁ増水してて良くわかんなかったですけどね。
・・・気を取り直してどしゃる前に滝へと急ぎます。
雨降ってる時の山っていい匂いしますよね。
心地よいマイナスイオン空間だけが救いです。
つり橋を渡ると関之尾滝が出現しますよ。
さぁ刮目せよっ
どんっ
うん!岩の隙間を流れる水が見たかったけど豪快に流れる姿も絶景だよ関之尾滝!!
これくらい勢いあるならナイアガラっつってもいいな
下に降りて近づいてみた。豪快豪快
橋わたって展望台みたいなところから写真撮ると橋も写るので滝の大きさが分かりやすいかと思われます。
実はこの滝には悲しいお話があります。
約650年前にこの辺りを納めていた都城島津家の初代領主 北郷資忠が月見の宴をした際に、地元で一番の美貌を持つお雪という腰元を見初め御酌をさせたところ、緊張のあまりお雪はお酒をこぼします。醜態を恥じたお雪は朱塗りの杯を持ったまま滝壺に身投げをしてしまいました。お雪の恋人であった経幸悲しみに暮れ、槍の穂先で滝の側の岩盤に一首の歌を刻み姿を消してしまったそうです。
『書きおくも 形見となれや 筆のあと
又あうときの しるしとなるらん』
以来、明月の夜になると滝つぼに朱塗りの杯が浮かんでくるとの言い伝えが残されているそうです。何とも悲しい。
経幸の歌は今でも刻まれ残っているそうです。
この辺のどっかに
ほんまに槍で書けるんかいな!
ってツッコまずにいられないところにあるそうなので何とも悲しみ切れないですが実際に写真あったので何とも言えない気持ちになりました。
浸りたいので中途半端にフェイクを入れるのはやめて欲しい。
でも面白いから許す、そんな場所。
けっこう土砂ってきたので今日のところはこれで退散してやるぜ。
黒電話っぽいフォルムの神社もあるよ
●溝の口洞穴
住所: 宮崎県都城市関之尾町
時間:-(暗いから夜は危ないよ)
参考URL:関之尾滝と甌穴(おうけつ)群 - 都城市/観光情報サイト