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2019年7月12日:
宮崎空港→青島神社(車:30分)→鵜戸神宮(車:30分)→都井岬(車:1時間半)→鹿屋市(車:1時間半)
2019年7月13日:
鹿屋市→坂元醸造所黒酢情報館(車:1時間)→長命ヘルシン醸造所(車:30分)→戦史館(車:5分)→溝の口洞穴(車:1時間)→関之尾滝(車:10分)→宮崎市(車:1時間)
2019年7月14日:
〇移動手段:レンタカー
〇費用:レンタカー代9,760円、食事1,000円/回×8、ガソリン代約5,000円、都井岬入場料500円、都井岬ビジターセンター310円、戦史館500円、ネットカフェ2泊約4,000円 合計で約28,070円(+遠方の方は飛行機代)
〇個性:★★★★★ 自由に生きて自然に還る野生馬!
〇一言紹介:自由に力強く生きる野生馬が目の前で見られる岬です。
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ただ流れる時間を楽しむ。
・・とか言ってるとなんかカッコいいと思う。
いつでも連絡のつく一息付けないサラリーマンのみんなにぜひ行って欲しい場所が都井岬だ。場所によっては電波届かないぞ
扉絵の通り馬がもしゃもしゃ草を食んでいる風光明媚な岬です。きれいな景色に馬がいるところは全国に多々ありますね、草千里ガ浜とか。
そういったザ・観光地とは異なって都井岬の馬はみんな野生馬。
とはいっても数が少ないので必要最低限のお世話を人がしてたりしますが、基本的にお産もケンカも病気も自然のまま。(水場整備と伝染病・頭数管理程度には介入しているようです。)
馬って一日24時間の内10何時間はずっと草もしゃってるそうです。後の数時間で寝たり、ただただ歩いたりしてるんですって。
人間に置き換えるとなんてつまらないんだと思ったりもしますが案外生きるってそんなもんかもしれませんね。僕らは意味を見出す思考に慣れ過ぎて何か空回りしてるんじゃないかってなんかそう思いました。
ちなみに都井岬、初めて行ったらたぶん戸惑うと思います。
何に戸惑うかって、
①馬どこにいんの?
②居たけどどうやって近づいたらいいの?
たぶんこの2つ。
うだうだした説明もいらないでしょう。
ばっちりお答えします。
①その辺にいます!
②頑張って近づいてください!!
・・・(´ω`*)ふぅ
なるほど!って思った人はたぶん都井岬行かなくても大丈夫だと思います。というかもう少し神経質になった方がいいんじゃないかな。
怒られそうですが行くと分かります。本当にそう答えるしかない感じ、どこにいるかは馬に聞いてください~的な。
とはいってもカーナビをセットする場所くらいは知っときたいですね。個人的には最下部にあるビジターセンターに向かうのが良いのかなぁって思います。
僕は分からず一番端っこの灯台まで行きました。
誰もいない中係りの人呼んでばっちり入場料払って登ってきました。
きれい!
きれい!
うん、だけどそうじゃないって思った。
①の馬どこにいんの?ですがたぶん車でビジターセンターまで向かっている間に数頭道路ですれ違うと思います。(運転はゆっくりね。)
で、こんな道通るんですけどこのなだらかな丘の斜面に2,30頭いる群れが居ます。
初めて行くとこの丘登れるのかな~?とか登っていいのかなぁ~?とか車どこ停めるの?って思うんですが、
まぁざっくりいうと車は邪魔にならないところに停めて気合で登れって感じですね。
ビジターセンターの人に聞いても同じ事言われました。
けっこう登れそうでしょ?笑
普通に登れますし、馬の鑑賞にあんまり細かいルールはないみたいですね。人と馬含め動物たちの迷惑にならなければ基本自由って感じです。
ちなみに草食動物で大人しいので馬は近づいても触っても別に襲ってきたりしません。
※真後ろだけが死角になっているので後ろから近づくと蹴られる可能性がありますので自己責任で空気読んで近づいてください。
ビジターセンターはネットで見ると賛否両論ですが個人的には何事もふんわりとでも知識があると見え方が異なるので簡単にお勉強する方がいいのかなって思います。
入ったらこんな感じ。けっこう熱心に説明してくれる係員さんいます。無駄な話が正直多いですけど(笑)とても分かりやすいです。
これがさっきちょろっと言った馬の視界。真横に着いているからすっごい広いんですね。赤色の真後ろだけが死角でそこからぴょっと出てくると蹴られても仕方ありません。
事故で死んだ雌馬の剥製があります。
なるほどって思ったのですがこのポーズ実は眠ってるポーズだそうです。眠たそうな眼をしているので何となく分かりますが、後ろ足少し曲げているのが特徴だそうですね。
ごろんと横になって寝るのは子供か年寄りだけで基本的に都井岬の馬は立っている途中に少しづつ睡眠取っているそうです。実際に外で馬を見た時も寝ている子たち何頭かいましたのでこれは知ってて良かったです。
3歳で群れを出る。雄の世界は厳しい。
と思ったら雌も3歳で群れを出る。馬の世界は厳しー
都井岬の馬は3歳で群れを出て自分の群れを探すようですね。今はだいたい120頭前後いるようで群れは大きいと30頭前後、少ないと4,5頭とかなので10グループくらいあるイメージでしょうか。
都井岬以外にも全部で日本には8種の野生馬(在来種)がいるようですね。家畜としての馬の飼育がほぼなくなってきたので全体的に絶滅に瀕しているようです。
ペルシェロンでっかくて怖い
人の身長がサラブレットの首元くらいですかね。こう見ると小さいのかなって思った岬馬もそこそこ大きいのかなって思いますね。
さて、パネル見てふむふむ言ってたら職員さんがわたわたし出しました。なんだろうって思ったらどうやらお馬さんが訪問してきたそうです。
馬:『おぅ、水くれよ』
職員:『はいただいまっ』
うめぇ
生きるも死ぬも自然に任せていますと3分ほど前に聞きました。
どうやら水あげるのはセーフのようです。
わらわら
建物の裏からわらわら出てきました。
どこ通ってきたん?
水道水さいこ~
なんかこの子達見てるとお勉強もういいやってなりました。
ごっそさん
4頭ほどしかいなかったのでまだ若い群れと見た。
後つけていくと道路をのっそり歩いたり、草地でごろんごろんしたりとなんかのんびりと人生(馬生)謳歌してました。
道路ってなんすか?美味しいんっすか?
警戒心?いや、もう草たまらんわぁ
本当に自分ここに居る?って思うくらい馬からは存在無視されます。もう慣れてるんでしょうかね人間に。
なのでこんなに近づけますよ。
僕は酪農家の息子なんででっかい草食動物慣れてるからぐいぐい近づきますが、初めての方は慣れるまでは周りから観察するのが吉かと思われます。
さて、そろそろ丘に登るとしようか
●都井岬ビジターセンター
住所:宮崎県串間市大字大納42-1
時間:AM9:00~PM5:15
入場料:大人310円
参考URL:都井岬ビジターセンター|串間市観光物産協会サイト